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理解したつもりが理解していないということ

クリスマスが終わって、今度は年の瀬。今年を振り返れば、いろんなことがありすぎて、体調を崩して、休み休み動いている。

私の持病歴ももう何年になるだろう。精神の世界とホルモンの世界の病気だから、目には見えない。

そこまでの病気になったのは、ざっくり書けば、産後に心がかなり深く傷ついてしまったこと、産後のホルモン分泌にまで影響が出てしまったことだ。

そこへ、環境(引越し)も重なって、娘とふたりぼっちの生活。マンションの購入者が地元の人か、賃貸目的で購入した人がほとんどと知った。結局は、昼間はどこに行ってもひとりぼっち。話し相手もいなくて、気分障害を発症した。

薬を飲んでいても希志概念が出たので、私の実家近くに家を購入して、せっかく買ったマンションを売ることになった。

その時に、両親は主人は私の病気のことを理解しようとした。でもね、的が外れてるの。自分達が私が妊婦時代に困った時に、産後に困っている、しんどくて本当は変わって欲しと言ったのに「忙しい」の一言で、体調が悪くても、手伝ってはくれなかったこと。

言いたいことはたくさんある。だけれども、精神疾患になるまでには、個人での事情が複雑。勝手に「私、気持ち理解できるわぁ」と言われると、「違う違う」と全力否定したい。

表面上の原因は、最初に話すことがきっかけとされるだろうけれど、専門医や臨床心理士のカウンセラーの中で、深く掘り下げると別の原因が出てくる。

私は、成長過程の中で「反抗期」がなかったこと、子供時代にひとりで過ごす時間が多かったこと、他にも掘り下げてみて多くの要因がカウンセリングの中で出てきた。

だから、精神疾患ていうのは、ひとつのことが原因ではなく、成長過程など多くの要因がからまって、何かの起爆剤で発症するのだと思う。

私は、自分がなぜこういう病気をしたのかを知った上で、自分自身をコントロールして過ごしている。ここまでくるのに、何年かかっただろうと思う。

分析することは自由。でもね、本当に改善した方がいいこと、傷ついた心を癒すのは治療を受けている本人と専門家によって改善していくこと。そして、治療を受けている人間としては、間違えた誤解をして欲しくないから、そっと見守って欲しいけれど、わかったような気分にはなって欲しくない。

精神疾患は少しでも間違えれば、傷口が塞がっていたところをばっくり開けてしまうことにもなるから、理解してくれることは嬉しいけれど、中途半端な理解や推測だけはやめて欲しいと思う。

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