校閲さんからの声で知る日本語の深み
この間見かけた「誤字脱字ひでえなぁ」のツイッターでのつぶやきから、自分の日本語や書く文体に、モヤモヤして過ごしています。
ライターの仕事は休んではいるけれど、こうしてnoteを書くということは、書くことが好きなんだろうなぁと思うのです。でも、ブラックになってはいけないので、なかなか難しいところです。
さて、タイトルに「校閲さんからの声」と書きましたが、Twitter上で、
新聞社さんの校閲チーム(校閲センター)さんのアカウントで、
校閲側の声を発信しています。
私は、毎日新聞・校閲センター様と相互フォローになっていて、Twitterでの発信活動と同時にサイトもチェックしています。
サイトでは、もっと過去のツイートも読めますし、ちょっとした裏話が読めます。
私が今日見かけたツイートは「初めてプロ野球選手を輩出した」は
正しい言葉遣いか?
正解はというと「初めてプロ野球選手を出した」でした。
大辞林によると
「すぐれた人物が次々と世に出ること」ことを「輩出」というそうです。
一人だけの場合は「輩出」を使うのはふさわしくないとして、校閲者が修正をするということになります。
毎日、校閲センター様のツイートを見るのが楽しみであると同時に、私が知らない、いえまだまだ未熟者だなぁと勉強させてもらっています。
サイトでは、校閲者の苦労話や、現場の話など「日本語に対する愛情の深さと現場の声」が掲載されていて、原稿と真摯に向き合う現場の校閲者さんの声がとても伝わります。
インタビューを読んでいると、「第3者の立場であることに徹する。」「事実と間違いがないか徹底的に調べる」という姿に、頭が下がる思いがしました。
校閲ミスで、重大ミスの記事を世に出してしまうこともありますが、人間がする作業上、どうしても避けられないということはあるでしょう。
AI判定で校閲する方法もあるのに、なぜ人間が目を通すか?
人間でしかわからない「言葉の流れ」「日本語の正しい使い方」があるから、校閲者はいつまでも必要で、存在するわけです。
影の存在ではありますが、ツイートやサイト内の記事を読むと、この方達の存在を忘れないようにしたいですね。
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