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『私』を売る話

今日も起きれました。

今日は配偶者に合わせて少し早めに起きました。体調はまぁまぁ。よくも悪くもない感じです。買い物も行きましたし、ぬいぐるみを洗うという高難易度タスクもこなせたんで、今日は100点でもいいのではないでしょうか?
……んなことしらんわ。

昨日は荒ぶってしまい申し訳ありませんでした。
本来ああいった文章は載せるべきではないと思っています。が、ここでは少なくとも私から誰かへのボトルメールという形式を取っているので、リアルで「削除しろ」と言われない限り消しません。あれも私です。

さて、エッセイの話でもしようと思います。

私の中学生のころの夢は、小説家になることでした。
その前から本を読むことが大好きで、某毎年ノーベル賞の時期、話が出てくる作家を妄信し、本当に作家になれると思っていました。小説を何本も書きました。つまんないモノでしたけれど、大学ノート一冊をぎっしり埋めたものが何冊も残っています。あのとき以上の情熱を今後の私は向けられないと思っています。

高校生のとき、私は彼になれないと悟りました。

大学生のとき、私は小説家にすらなれないと悟りました。

私より文章が上手くて、私より面白い話を書いて、私より文字量があるものを生み出せる人間は何人もいることが分かったからです。
配偶者もその一人です。

取りたかった文芸サークル内の新人賞は取れませんでした。
私の小説は評価されないのだと分かりました。
それまでの私は誰よりも負けず嫌いでした。でももう、嫉妬するよりも諦めた方が楽だと思ってしまった。

文芸サークルに所属しながらも、もう文章を書くのを辞めよう、と思っていました。
でもどうしても書きたいモノができて、それを形にしました。
それは当時働いていたアルバイト先を本気で爆破したいと想いながら書いた、人生初のエッセイでした。
それがサークル内で1位を取りました。

「あんなに取りたかった賞は、私を売れば取れるのだ」とだいぶショックでした。落ち込みました。嬉しかったはずなのに。取らなければ良かったとすら思いました。

でも逆に「『私』を売ればウケるのだ、『私』はコンテンツになれる」と思いました。

それから私は『私』を切り売りしています。なんならこれもそうです。
エッセイは思ったことを書けばいいんじゃない?と思われますが、『私』を売ると決めてからは真剣に『私』と向き合ってきました。
私の仕事は『私』を面白く魅力的に売ることです。『私』がどんな人間なのか、何を思って、何を考えて、どう生きているのかを常に考えています。
それ故に脆くて神経質ではあるのですが……。

こういうわけで私は、『私』を売るのは楽しんでいます。
私と全く同じ経験をして、全く同じ気持ちで過ごしてきた人間は『私』しかいないのだと思うと、とても愉快です。
それがコンテンツになるのであれば、私は喜んで『私』を売ります。
まぁ、売るのは基本的に『私』だけですが。
炎上も怖いしなぁ……。

小説も辞めようとしていたのを辞められなかった話も、まぁ追々します。
長くなるので。

それでは良い夜をお過ごしください。おやすみなさい。

最後にやりたいこと。

16. 24時間起きる。

昨日と正反対。うける。


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