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子供と見るクレしん映画2

前回に引き続き感想を書いていきます。
全体を通して見ると当たり外れがあると思います。

これを見てから作品を見ようとする人はいないと思いますが一応ネタバレを含みます。

公開順には並べていますが順番に見たわけでは無いので全く揃いません。

・爆発!温泉わくわく大決戦(1999)
温泉を守る組織と風呂嫌いの組織「ユザメ」の戦いに幻の源泉が庭に現れた野原一家が巻き込まれる。
紫のオジサンが敵ボスの気に入っていた番号の温泉にある札みたいなカギを持ち逃げしたのが全ての元凶である。いや借りパクすなや…
不健康ランドとかいうふざけた名前の拷問施設は他の家族がミスをする度に難易度が上がるが、結局ゴールには辿り着かずギブアップを申し出るまで同じコースをループさせる無理ゲーランドなのだ。シロやしんのすけはおろか赤ちゃんのひまわりまで例外ではないあたりなかなか非道な拷問である。
敵のロボットの特撮的表現が凄まじく、シンゴジラに影響を与えているのではと思うほど。
俺が見たかったアニメ版ゴジラは難儀なSFストーリーではなくこういうのなんだが…ゴジラ好きは悔し涙必至の高クオリティである。怪獣大戦争マーチも流れる。

・嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ(2004)
映画を見ていたら西部劇の世界に引き込まれ戻れなくなる話。この映画のエンディングはオラ達が作る!な映画。
前年のヤキニクロードに続き、ここは何処なのか?どうすれば帰れるのか?等の説明が遅い為話の構成にもどかしさは感じます。

・伝説を呼ぶブリブリ3分ポッキリ大進撃(2005)
みさえ七変化なお話。ミクさんみたいな魔女っ子になったり巨乳メイド、マーメイドになったりします。誰得っちゃ誰得。ややセクシャル。

・伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!(2006)
風間ママが鶏肉を包丁でぶった切って生で食べる奴。あまりにもインパクトが強いシーンだったようでそこだけはネットで見たことがありました。
コンニャクローンという技術で作られたそっくりさん(いわゆる出会うと本人が死ぬと言われるドッペルゲンガー)が徐々に春日部市民になり変わり、やがてしんちゃん達が追い詰められるという話なのでホラー色が強いです。寄生獣のような。
サンバのリズムを聞くと踊らずにはいられないコンニャクローンの襲撃から園児たちを身を呈して守る松坂先生がかっこよかったです。
ゲスト味方キャラであるツンとした顔立ちのロングヘア美人のジャクリーン(ジャッキー)おねいさんがビキニになってサンバを踊るのがえち。この後の映画作品くらいから爆乳スイカップで違和感アリアリ豊胸手術的なゲスト女性キャラデザインが増えてくるので、健康的な彼女の体型は魅力的に映ります。えち。とてもセクシャル。

・嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!(2007)
下の子がチョロチョロしてたのであまり見れてないです。宇宙人が小惑星の破壊に用いる爆弾が地球に流れ付き、シロの身体にオムツのように取り付いてしまい爆発を阻止すべくソ連の宇宙犬よろしく宇宙への放出を目論む組織に狙われる。シロの命と地球人口を天秤にかける話。野原一家&かすかべ防衛隊に対するオスカルみたいな人筆頭の宝塚軍団と宇宙監視センターUNTIが出てくるしんちゃん映画では珍しく三つ巴の構図でした。地球破壊爆弾がくっついたシロとしんのすけの居場所に向かう長官は舌打ちしながらもイイ車に残りの野原一家を乗せてくれるあたりそこまで悪い人でも無いような気がしました。

・ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者(2008)
ボク少女!そして悪役は銀河万丈!
道具も良い悪いもなく使い手次第なんだそうです。
全米ライフル協会もそんなこと言ってましたな。

・オタケベ!カスカベ野生王国!(2009)
わー!環境テロリストだー!
ゴミの分別の厳格化だけならまだしも、
人類全体を動物に変えることにより環境問題を強引に解決しようとする組織との戦いになります。
ヒョウみたいになったみさえにしんのすけを殺させようとするあたりなかなかの悪党である。

・バカうまっ!B級グルメサバイバル!!(2013)
厳格なマナーの家で育ち、A級以外の料理を認めずB級グルメを滅ぼそうとするオジサンの襲撃から秘伝の焼きそばソースを守り抜く話。
両親に忌むべき料理として禁止された焼きそばを食べたくて仕方なかったオジサンが涙ながらに「やっぱりおいしいじゃないか…」と言うところはどこか同情せざるを得ない。
クレしん映画ということもありおバカなスケールですが多かれ少なかれ親との対立や確執を果て人間は大人になっていくものと思います。

・オラの引っ越し物語〜サボテン大襲撃〜(2015)
双葉商事の開発事業でメキシコに引っ越すこととなった野原一家。そこは人食いサボテンの巣食う街だった!!てなわけでモンスターパニック物です。
また1人、また1人と仲間を失う中でサボテンを町おこしに利用する亡者から改心する市長、ここぞという時に詐病を使うプロレスラー・レインボー仮面の成長、サボテンの襲撃から生還を果たすもなぜかオカマに改宗させられるギタリストなど特定のゲストキャラをメインに据えない群像劇のスタイルでしたが、よく出来ていました。弱点は人間にとっては何でもない物だったり戦闘力高めに見えるキャラが早々退場したりとどこまでもこのテの映画のお約束に忠実です。

・襲来!!宇宙人シリリ(2017)
ETみたいなやつ。ケツだけ星人本人ご登場である。
生命を急成長させる光線を放つことで繁栄した宇宙人の子ども・シリリは、逆に若返らせる光線を撃つことしか出来なかったのだが、その能力は地球人を子供にして征服する計画に利用されることになる。コドモ帝国ってことか。シリリがしんのすけとの間に芽生えた友情に目覚めるお話。子供になってしまったひろしとみさえが面白い。子供ということもあり映画で度々伝家の宝刀として登場するひろしの足のニオイも弱体化しています。
これまでの映画のキャラや要素がカメオ出演のような形で登場するので、長年見続けてきた人へのファンサービス的な作品でもある。出来るだけ後回しにして見るのがおすすめ。

・爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜(2018)
んー、あんまり面白くなかったです。
かすかべ防衛隊が学ぶ拳法の闇堕ちした姉弟子が敵ということもありやりにくい。
とりあえずジェンカ踊っとれ

・新婚旅行ハリケーン 失われたひろし(2019)
遅くなった新婚旅行の埋め合わせに野原一家がオーストラリアへ旅行に行く話。かすかべ防衛隊は登場せず、出店の景品で押し付けられたエミュー達の名前にされます。背景、メカデザイン、アクションの出来が良くとても面白かったです。仮面族(というかコアラ)から足のクサさを気に入られたひろしが一族の姫と結婚させられる為に誘拐され、その際中に現れるというお宝を目当てに仮面族だけでなくトレジャーハンター達からも狙われるという大変にワチャワチャする展開。マッドマックスさながらのカーアクションはド派手で見応えがありました。実は綺麗な(人間の)お姫様とひろしが結婚させられるというのは真っ赤な嘘なのですが、見る人がそれに気付くのに大して時間はかからないものと思います。(野原家と行動を共にするトレジャーハンターのおねいさんにその気がある)脱スマホ依存と、悩みを1人で抱えがちな男性の弱点がテーマなのかなと思いました。(男性の弱点については、これより前のロボとーちゃんやサボテン大襲撃から度々取り上げられています)些細な愚痴や悩みでも普段から身近な人に吐露する方が精神衛生上よろしいかと思います。

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