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高学歴よりも実務経験

学歴は実社会においては一定の効力があります。
例えば旧帝や早慶レベルの大学に通っているならば、就職を優位に進めることができます。
会社に就職した後も学閥的なアレで、昇進がしやすくなります。
会社以外でも起業をする際は信用を得やすくなるメリットがあります。

が、今は実力主義の社会になってきているので、学歴はあるのに仕事のスキルがないとか実務経験に乏しいみたいな状況だとかなり厳しいのではないでしょうか。
実際、日本企業も現在は早期退職を募ったり社員をリストラしたりと能力重視の方向へと進んでいます。
SNSを見ていると、いまだに「学歴がなかったら大企業に就職できなくて人生終わり」みたいなことを主張している人を観測しますが、時代錯誤も甚だしいと言えるでしょう。

実力主義の風潮になってきている以上は何かしらの能力を身につけなければいけません。
いや、というかもともとそうなのですが、日本企業は学歴(厳密に言うと「学校歴」)を重視しすぎたために「学力は高いけれど仕事のスキルがない」労働者を大量に抱えてきたんですよね。
日本の大学は理系はともかく、たいていの学部は職業と直結する教育を行っていません。
海外の大学では、学生が学んでいる学問が将来の仕事につながっているので、ノースキルの状態で働くことはあまりないんですよね。
日本では、大学の学問が職業教育と直結しないので、企業の人事担当者は志願者の「出身高校→大学」の経歴を見て、「仕事のポテンシャル」を判断し、採用を決めるという海外ではありえない手法を取っています。

これまでは、上記のように人を雇っても機能してきたのですが、昨今の経済不況からも明らかなようにもう「無理ゲー」になっているのです。
だからこそ、実務経験重視になってきている。

今までは高学歴からのJTC企業に勤めてWindows2000(窓際族で年収2000万円」になるのが「勝ち組」であるとされてきていましたが、現在は学歴はあまり高くなくても仕事のスキル、例えば営業とか経理とかIT企業での開発経験やがあれば高い収入を得られるようになってきています。

付加価値の高い仕事のスキルが身につくと、独立をしても稼げるようになるので、自分の裁量で働くことができるようになります。
一方、JTCのWindows2000ビジネスパーソンは一生会社に飼いならされるかクビになり路頭に迷う可能性が高くなるでしょう。

これからの時代、重要になるのは実務経験です。


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