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マナーに厳しいが民度が低い日本社会

一般的にマナーに厳しい国ほど国民も成熟している傾向があります。
ヨーロッパ諸国でも食事や人との関わりにおいてマナーが求められます。
実際、ヨーロッパの人々は総じて成熟している。

では、日本はどうか。
日本は他の国々と比べとんでもない数のマナーがある。
特にビジネスでは、お辞儀ハンコ、名刺交換、上座下座などどう考えても「マナー」にしなくてもいいマナーに溢れています。
また、昨今、オンラインでの会議が増えた結果、「会議の出席退席の順番」みたいな意味不明なマナーが追加されました。
日本は(クソ)マナーの生産量に関しては世界一と言えるでしょう。

それでは日本国民は成熟しているのか?ということを考えると、「否」と言わざるを得ません。
日本人は
・見知らぬ他人を無邪気に誹謗中傷する
・同調圧力を押し付ける
・自らの社会的地位の高さや年収をマウントしまくる
・飲食店の店員にビジネスパーソンがクレームを入れまくる
・某中古車メーカーに代表されるように、表面的には真面目ぶっているくせに積極的に不祥事を起こす
というような行動をとります。

また、昨今のコロナ脳禍で、義務でもルールでもないマスク着用を自分たちで勝手にルール、マナーにしだして、マスクを着けない人間を「非国民」、「バイオテロリスト」などと罵りまくるというような蛮行を犯しています。

以上のことから、日本人全体として、民度が高いとは言えません。
もちろん、日本以上に民度が低い国はたくさんありますが、日本人は真面目ぶっているのに、民度が低い振る舞いをするので滑稽さが増してしまうんですよね。

というか、民度が低いからこそ、無駄にマナーが厳しくなっている面があると思います。
民度が低い人間は何をやらかすかわからない。だからその予防線として「マナー」を大量生産し、抑止力とする。

「マナーに厳しい」と聞くと一見、民度が高いように思いますが、実はその逆で民度は低めなのです。

どうでもいいマナーが拡大再生産される限り、日本の民度は一層低くなっていくでしょう。

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