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暇に耐えられない日本人ビジネスパーソンがFIREを目指す滑稽

日本人ビジネスパーソンは今、FIRE(経済的自立を果たして会社を早期リタイアする)を目指して必死に社畜となりて働きまくり金を稼いでいます。
金を稼ぐだけでなく、投資も積極的に行い、純資産を増やすことに一生懸命になっている。
日本人ビジネスパーソンは会社を辞め、自由な時間を獲得できれば、幸せな未来が待っていると信じているように感じます。

しかし、日本人ビジネスパーソンは仮にFIREを達成し、自由な時間を得ることができても、幸せになる可能性はかなり低いと私は考えます。
なぜなら、日本人ビジネスパーソンは暇な状態に対する耐性がゼロであり、自分自身で暇を潰すことができないから。

日本人ビジネスパーソンは少し暇になったぐらいで、ヒステリックを起こし、忙しさを取り戻そうとします。
例えば、会社を辞め無職になったら、1週間足らずで「ヤバい!何もやることがない!!暇すぎる!!!こんな生活がずっと続くなんて嫌だ!!!ひぇぇぇぇぇ!!!!!」と発狂し、転職サイトに登録し、転職なんちゃらコンシェルジュの指導を受け、すぐに次の会社をキメる。

他にもたった1週間~10日程度の「長期休暇」(笑)で「暇すぎる…早く仕事をしたいなぁ…」なんて言い出すものだからもはや救いようがない。
この記事を書いているのはちょうど年末&正月休みが終わるタイミングですが、多くの日本人ビジネスパーソンは「やっと暇な状態から解放される!」と喜びまくっているのだから、もはや滑稽というより他ありません。

FIREを達成し、自由な時間を得ることができると、自分から何も行動を起こさない限り、半永久的に暇な状態が続くことになります。
その点、日本人ビジネスパーソンは自分から何かやりたいことをするのが苦手であり、仮にやりたいことをやっても、日々の労働の片手間程度にしかこなさないので、自由な時間を充実したものにできない。

自分自身で暇を潰すことができないのにもかかわらず、FIREを達成しようとするのは全くもってナンセンスと言えるでしょう。
というか、日本人ビジネスパーソンがFIREを達成しようと思っている理由は他人にマウントを取りたいからなのではないでしょうか。
SNSを見ていると、日本人ビジネスパーソンは周囲にマウントを取るのが大大大好きなよう感じます。
学歴や社会的地位、年収等、くだらないことで常に彼らはマウントを取ってている。
「資産の多さ」とはマウントする上での重要な指標となりますから、FIREの達成はマウントを取りたい日本人ビジネスパーソンに最高のステータスなんですよね。

というか(2回目)、社畜となりて今必死こいて働いている時点で、暇な状態に耐える適正なんてゼロでしょう。

FIREに適正があるのは、無職やニートを複数年続けることができる人です。
彼らは暇な状態であっても、自分自身で動いて暇を潰すことができる。
散歩をしたり、図書館で本を読んだり、勉強をしたり。
一般的な日本人ビジネスパーソンは上記のようなことはあまりにも退屈すぎると感じるでしょうが、FIREを達成して自由な日々を過ごすとはつまりそういうことなのです。

そういう意味では私も過去に1年半近く無職をしていたことがあるので(しかも実家で)、あとは金さえあれば良い状態なんですよね。
働き始めたのも、暇に耐えられないからではなく、貯金が尽きかけてきたので、仕方なくしたという感じ。

「普通」の価値観を持った日本人ビジネスパーソンはFIREを達成しようとするよりも、真面目に働いたほうがいい。
毎日仕事さえすれば、暇な状態になるのは避けられますし、収入が上がったり、大企業や外資系に就職や転職ができたら、周囲にマウントを取ることができる。
労働は日本人ビジネスパーソンの欲求を満たすのにはちょうどいいんですよね。

暇に耐えられない日本人ビジネスパーソンは働け!
と言えます。

そんな私は今日(1月4日)は休みを取っているので、明日働けば、また3連休(本当は明日も休みたかったが有給の日数的にきつかった)です!
暇、最高ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!









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