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#36 相手意識をもつ

先日、子どもたちが調べ学習してきたことを発表する機会がありました。
僕は担任ではないので、実際に調べている場面や発表の練習をしている場面をずっと見ていたわけではないのですが、子どもたちの様子がいつもと少し違うように感じていました。

何やらすごくいきいきとしているのです。
あーだこーだ言いながら資料をつくったり、どう発表するかを話し合ったり、発表以外にクイズや体験を入れた方がいいんじゃないかと提案したり…
子どもたちからエネルギーみたいなものを感じました。

どうしてなんだろう?と考えてみると、その原因のひとつに「相手意識」があるだろうなと思います。

今回の発表は、発表相手が他の学校の子どもたちでした。
クラスの友だちや同じ学年の友だち、あるいは校内での発表であれば子どもたちもこれまでに経験してきていると思います。
ただ、市内の小学生が何校か集まり、そこで自分たちの発表を他の学校の子どもたちが聞いてくれるという経験はおそらくはじめてのことでしょう。

こういった特別な「相手意識」が活動のいいモチベーションになっていたのだと思います。

発表本番もいい表情でそれぞれが自分なりに発表を頑張っていました。
発表を聞いてもらうために、呼び込みをしている子もいました。笑

また、自分たちが発表に向けて頑張って準備してきた経験があるので、他の学校の発表に対してもリスペクトがあるというか、ちゃんと聞こうという姿勢でのぞめたのもよかったなと感じました。
感想を聞いてみると、それぞれの発表を聞いて、学べた部分もたくさんあったようです。

今回の行事を通して、改めて相手意識の重要性を確認できました。
普段の授業でもこの相手意識をもつことで、活動をより意欲的なものにできると思います。
計画を練ったり、調整をしたりする必要があるので、多少の負荷はかかるかもしれませんが、このあたりをうまく取り入れながら、単元を設計していくことをこれからも行っていけたらと思います。

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