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【2023/5/1】学問バー日替わりバーテンダー体験談

新宿にある学問バーをご存知でしょうか?
先日、そちらで日替わりバーテンダーを担当し、人づきあいの心理学について話してきました。
今回の記事は、その体験談です。

学問バー

学問バーは、研究者が日替わりでつとめるバーテンダーとお酒を飲みながらアカデミックな会話が楽しめるバーです。

店内は、モダン風?な感じの落ち着いた雰囲気が漂う空間でした。
席数は、10席ぐらいで、お客さんとは近い距離で会話ができる感じでした。
カウンター席とソファ席があります。

オンラインサロン会員募集中

オンラインサロン会員募集中だそうです。

サロンでは、学問バー発のコンテンツやサロン会員限定のイベントをお得に楽しめるほか、営業時間外のコワーキングスペース利用権も贈呈されるそうです。

初月は会費無料とのことです。

自分が担当した回も、オンライン配信されていたそうです。

応募したきっかけ

私も、研究者の端くれとして日替わりバーテンダーに応募してみました。

学問バーについては、Twitterで知りました。
面白そうなことをされていると思いましたので、あまり深く考えずに応募してみました。

心理学を専門としない人たちが、心理学のどんなところに興味を持ったり、疑問を持ったりするのかが気になっていたので、いい機会だと思いました。

自分の専門分野では、普段知り合えない人たちと話してみたい人にはおすすめだと思いました。
テーマによっては、専門分野の方も来るようなので、白熱した議論が展開されるかもしれません。
大学院生であれば、院生のネットワークづくり、修論や博論の発表練習、アウトリーチ活動などに活用できそうです。

当日

開店時間は、 18:00〜23:00の間でした。
事前準備として、17:30ごろにお店に訪れました。
店長によれば、時間は調整可能とのことです。
終電が早いとかの理由であれば、早くから始めることができるので嬉しいですよね。

チャージは、学生とそうではない人とで分かれています。
一般:1000円/1h
学生:1000円/2h

予約は特に不要だそうです。

日によっては、有名な人がバーテンダーを務めるので、予約制を設けられることもあるそうです。

発表内容

人づきあいの心理学をテーマに話しました。

前半は、人づきあいについて講義形式で話していたのですが、後半は、対人関係についてのワークや心理テストを体験できるように準備したので、お客さん同士で交流したり、楽しんだりしてもらえたような印象です。

大学で心理学の授業をしている時も思っていたのですが、心理学には、ワーク形式で体験できるものがたくさんあることは良い点だと思いました。

人づきあいの心理学は、下記の記事でも解説していますので、ご興味があればご覧ください。

参加者の様子

学生から社会人の方まで幅広い年齢と分野の人たちが参加してくれていました。
何人ぐらい来ていたのか把握できていないのですが、多くの方が来てくださいました。
自分の知り合いの方も何人か来てくださり、場を盛り上げていただき助かりました。
今後、学問バーで登壇することを考えている方は、一人が不安な場合、知り合いを数人呼んでおくと、場が和むかもしれません。

店長もすごくいい人ですし、サポートしてくれます。
知り合いがいなくても、店長がいれば安心して登壇できる場だと思いました。

心理学の話

心理学の話を担当された日替わりバーテンダーは、全体で見ると多くないそうです。
お店は、今年の1月ごろからオープンしたそうなのですが、心理学を専門に話した回は、過去1回ぐらいしかなかったとのこと。

お客さんの様子を見ていると、心理学の話題には一定の需要はありそうです。
心理学の専門家で、学問バーに興味がある方は、ぜひ日替わりバーテンダーを体験してみると、新しい発見があるかと思います。
ちなみに、店長は、学生時代、社会心理学を専攻していたとのことですので、店長とも心理学の話で盛り上がれます。

アカデミックな場

自分は、もともと、大学の外でも研究活動ができないかを模索しながら、院生生活を送っていました。

周りのほとんどの人が大学に残り、大学教員として研究活動を行うことが多いのですが、大学だけでしか研究ができないということもなさそうだなと改めて思いました。

ここ最近は、大学だけがアカデミックな場ではないなと感じながら、大学の外で研究活動を行っています。

今回、学問バーに来てみて、日替わりバーテンダーを体験する中で、大学の外にもアカデミックな場があると思いました。
大学の外でアカデミックな話ができる良さは、自分の専門とは全く違う人と出会えることだと思います。
自分の専門とは直接関わりがない人からの意見は貴重で、新しい発見があります。ときには鋭い指摘がくる時もあります。
そのような刺激がほしい人にとっては、学問バーは絶好の場だと思いました。



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