黒い法服に華やかなえり飾りをつけたアメリカ最高裁判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグ　女性で2人目、ユダヤ人女性としては初めてアメリカ最高裁判事になり、2020年に亡くなるまで活躍した方です。

差別が当たり前だった時代に、その差別を、撤廃しようとして、闘い続けたルースの軌跡を描いた本です。

この本の最初のページに、
「わたしは反対、時代遅れの考え方に。不公平に。不平等に。
ルースは、賛成しなかったし、みとめなかったし、自分の考えを述べた」
気に入らないから？いいえ。ちがう意見をもっているから？そのとおり。
こうして、自分のためにも、みんなのためにも、社会をかえた。」
と書かれていますが、「犬とユダヤ人は、おことわりという」立て札が、普通にあって、このときの嫌な気持ちを忘れなかったそうです。

ユダヤ人であり、女性という二つの差別を受けていたルース
今年、隆祥館書店で、フェミニズムのイベントをしたのですが、自分らしく、ありのままの自分が、生き生きしていちばん素晴らしいということを学ばせてもらいました。

パイオニアだったルースのように、差別されたけれども、抵抗して、権利を勝ち取ってきた方のことは、私たちは覚えておかないといけない。「わたしは反対！」というワードを、私たちも、持ち得なければならないと思います。

隆祥館書店：二村　知子 | Tomoko Futamura
隆祥館書店店主　井村雅代コーチ（当時）に師事し、シンクロナイズドスイミングを始め、現役時代はチーム競技で２年連続日本１位、日本代表として２年連続世界第３位に。現役引退後、隆祥館書店に入社。2011年から「作家と読者の集い」と称したト－クイベントを開催、2016年からは「ママと赤ちゃんのための集い場」を毎月開き、2019年4月からは、宝上真弓先生と子育てに悩む親御さんのために絵本選書の無料サ－ビス、2020年6月より、お客様からのリクエストを受け一万円選書を始めている。

隆祥館書店：https://ryushokanbook.com