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MMAの体重と体脂肪と設定と

階級の設定って?

日本期待の平良選手がUFCと契約が決まり、改めてフライ級の平均身長やランカーの体格をチェックしていたら、階級設定って重要だよねと改めて思ったのでnoteに書いていきます。

僕の減量有料noteでも体重設定から〇kg落として、水抜きの量設定まで書いているんですが、階級制の競技をしている以上〇〇kg(lbs)で試合をするっていうのは事前に決まっており、どの体重の階級でおこなっていくかは、競技(MMA、キック系、ボクシング、レスリング)、計量方法、そして身長、骨格、体型で大体決まってきます。

身長180cmあっても60kgくらいの階級の選手もいれば、80kgくらいの階級の選手もいるので一概に正解はないです。
僕が一番得意なMMAで考えた時に、基準となるのが「どれくらい筋肉あって」、「どれくらいの体脂肪率」なんですが、頂点のメジャーリーグUFCの場合どうなんでしょうか。

UFCファイターの除脂肪体重

除脂肪体重は体脂肪ゼロの時の体重で体水分も含みます。後ほど詳しく説明しますが、1を超えていれば階級体重より重いということです。

では、今更ながらMMAの階級ってどれくらいあるんでしょうか。

MMAの階級と体重

ユニファイドルールのフライ級以上で13階級ありますが、現実的にUFCで採用されている太字の8階級が一般的です。★付けてる階級は数年前に増えましたが、殆ど見たことないです。軽い階級で10パウンド(約4.5kg)、中量級以上で15〜20パウンド差があります。細かい体重は下記の通り

フライ級:125 lb (約56.7 kg)
バンタム級 :135 lb (約61.2 kg)
フェザー級:145 lb (約65.8 kg)
ライト級:155 lb (約70.3 kg)
★スーパーライト級:165lb(約74.8kg)
ウェルター級:170 lb (約77.1 kg)
★スーパーウェルター級:175lb(約79.4kg)
ミドル級:185 lb (約83.9 kg)
★スーパーミドル級:195lb(約88.5kg)
ライトヘビー級:205 lb (約93.0 kg)
★クルーザー級:225lb(約102.1kg)
ヘビー級:265 lb (約120.2 kg)
★スーパーヘビー級:265 lb (約120.2 kg)以上

やはりボクシングと比べて階級間の体重幅が大きいのでどの階級で闘うかの設定って大変です。

改めて除脂肪体重から考える

UFCファイター達の除脂肪体重を改めてチェックしてみましょう。

四角で囲っているフライ~ライトは軒並み1を超えてますね。フェザーの平均1.037とか脅威的な数値です。

仮にフェザー65.8kgでかける1.037だと体脂肪ゼロで68kg以上ですかね。そこに5%程度脂肪乗せてるから、必然的に水抜き量が多くなります。

僕が選手に望むのは除脂肪量は最低1以上で現在チームのトップ処は1.02超えてくるかな。体脂肪率も6%以下でそこからの水抜きになります。

今の自身が闘う階級で減量がキツいなら自分の除脂肪体重知ることからも見直しが出来ますし、体重が軽いから減量楽で直前まで練習に集中出来て良いね、という考えもアリです。減量幅が多い少ないことの是非より、UFCレベルのスタンダードを知っておくのは絶対必要。

平良選手は170cmと比較的フライ級では高身長になりますが、Brave CFから無敗で契約したムハマド・モカエフは175cmありますからキチンと落とせるのか見ものです。2人とも20代前半なので筋量増えていくでしょうし。(多分モカエフは早々にバンタムにいくと予想)

体重軽い場合で減量幅が少ない選手でもパワー&スタミナがしっかりあればOKですが、細かい数値チェックは多岐にわたるのでそこら辺はまたの機会に説明しますね。



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