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アカデミー賞!

仕事中にアカデミー賞の情報が次々と舞い込んできた今日。

ネット記事やSNSで断片的な情報を受け取り続けた一日であった。
わたしは映画に詳しくないし、俳優さんの名前もろくに覚えないような雑な人間ですが、それでも映画は愛しています。
アカデミー賞の授賞式もリアルタイムでゆっくり観たかったな。


構想期間など含めると10年を費やしたという『君たちはどう生きるか』は劇場で観たもののもう一度ゆっくり観たいし、他の作品も色々気になるところであった。
『ゴジラ−1.0』は観ていないのだけど、予算がハリウッドとは全然違う中で視覚効果賞受賞って素晴らしい。
スタッフもたった35人だとか。
怪獣映画は進んで観ないけど(でもゴジラはヒューマンドラマだってどっかで誰かが言ってたな…)この歴史的作品はその技術にも注目しつつ観ておくべきか。

戦争映画も辛くなるから好きではないが、それでも長編映画部門の『関心領域』はずっと気になっていた。これは、いつか必ず観よう。
『オッペンハイマー』はどうなのかなぁ。

『バービー』も好みの問題はさておき、世界に向けて改めて大切なことを発信して、さらにそれが大ヒットしたことは凄いことだと思ってる。
家父長制など滅びろと日々念じている者としてはあれだけ大きな声でそれらを叫んでくれたということで心強くもある。

活躍は人だけではない。
『落下の解剖学』に出演のボーダーコリーのメッシ君はとても可愛かった。
この映画、気にはなるけど映画館行くまでかなぁー…と思っていたが、ちょっと観に行きたくなってしまった。
インタビュアーがメッシ君に話しかけてる映像があったがかなり微笑ましい。
ハスキー犬のようなちょっと怖い、色の薄い目がかえって愛嬌を感じて素敵であった。

さて、わたしの中の今年の映画ナンバーワンにも輝きそうな『哀れなるものたち』も素晴らしい賞をたくさんもらっていた。
決して万人受けはしないだろうが、それでもたくさんの人が感銘を受けているのだなぁ!
わたしもオススメ!スキ!

・衣装デザイン賞
・美術賞
・メイクアップ&ヘアスタイリング賞

など。本当におめでとうございます!

ラミー・ユセフとマーク・ラファロがガザ停戦を訴えるバッジをつけて、さらに指ハートで女性の権利についてアクションしてくれていたのはもう……控えめに言っても最高。
この二人、、、ほんっと推せるっ🫰

ラミー・ユセフ、相変わらずのつぶらな瞳だな……。
くそ、かわいい。

余談だが、アリアナ・グランデとミシェル・ヨーのハグのシーンを見て、あの袖…やるな、と思った!
実にいい袖であった。あの袖こそ哀れなるものたちの観劇に相応しかったのでは?
(両隣の方は大変だろうが)


なのになのに。
真相がよく分からないものの、エマ・ストーンが主演女優賞を受賞したシーン。
はっきりしたことはわからない。
でも、とりあえずラ・ラ・ランドに続いて素晴らしい功績を残した彼女が、せっかくの晴れの舞台でのワンシーンで炎上しているのはとても悲しいことだった。
というか、現在進行形でかなり悲しんでる。
(ロバート・ダウニーJrもな…知らんけど)

いろんな解釈は見受けられるが、実際あのシーンを見て良い捉え方はし辛い。
悪意がない差別という、見え辛くやっかいなものも存在するし。

あの場にいたサリー・フィールドのことをわたしはよく知らなかった。
今回のことで少し調べたけど、俳優業の傍、素晴らしい活動をされている人なんだな。
こういう人を知れたことはこの騒動の中での救いであった。

しかし今日という日は、とにかく頭の中が忙しく、ザ・ブルーハーツの『青空』の歌詞が繰り返し思い出される1日だった。

生まれたところや
皮膚や
目の色で

一体この僕の
何が分かると言うのだろう

ザ・ブルーハーツ『青空』より



俳優とは、自分とは違う人生を何度も何通りも生きることのできる職業のはず。
エマ自身、どう考えてるのか分からないけど、人を差別するような哀れな人間なんかじゃないって言って。示して。
あの感動を奪わないで。

われら、地球人!!!

授賞した作品に関わった俳優さん、ワンコ、スタッフさん、みんなみんなおめでとうございました!


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