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肩甲骨を意識しよう

歩く時に腕を振りますね

その腕と体幹の接続部が肩甲骨になります

図でいうと赤い丸の三角形の骨


参照:医学書院 標準解剖学

肩甲骨は肋骨に沿って滑るようなイメージで動きます

あまり意識をすることはないですが
本来歩く際に腕を振ると
肩甲骨も動いているのです

長時間のスマホ使用やデスクワークによって
肩甲骨の動きが悪くなる原因の一つになっているのです
もちろん加齢による原因からも可動域は減少します

そこで今回
肩甲骨を意識しましょうという記事です



腕の振り

現在私たちが歩く際にしている腕の振り

右脚を前に踏み出す際に
左手は前に振る動き
(学校では行進などで練習させられました)

この動きは明治以降
西洋の軍隊方式が取り入れられたことが起源らしい

では江戸時代までは?

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが
どうやらナンバ方式だった
(このナンバという言葉は後からつけられたもの)

西洋方式が脚と腕が逆なのに対し

解りやすく言えば
ナンバ方式は脚と腕が同じ
(イメージは竹馬で歩くときの感じ)
竹馬自体、最近お目にかかりませんが💦

我が国は着物文化であり
現在の西洋式では
着物が乱れてしまう

そうした環境の下で
生まれたと考えられています

また機会があればナンバについても
記事にしたいと思います


高齢者の傾向

90歳を越えても
肩甲骨の動きが良い方もいらっしゃいますが

多くは猫背となり
肩甲骨は開いた状態で
巻き肩の傾向が強いように思います

それに伴い
腕の振りが小さいようになります

特に肩の動きが悪くなります

近所のおば様たちは肩が上がらない人が多いです

母は80代ですが
毎日肩甲骨を意識するように
指導させてもらっていて
(指導の仕方が気に食わないと逆切れされるので大変ですが😅)

その甲斐あってか
可動域は良くなり
最近は肩こりもないようです


肩甲骨を動かしましょう!

沢山の動画や記事で紹介されていますが

1つ紹介します(図なしですみません💦)

座った状態でも立った状態でも構いませんが
周りにぶつかるものがないか注意してください

  1. 小さい前へならえの状態で掌を上に向ける

  2. 肘を後ろへ引きながら首を後ろにそらせます(肩甲骨は閉じていく)

  3. バタフライのイメージで手のひらを返しながら首を伏せていきます(肩甲骨は開いていく)

  4. 10回くらい繰り返す

※痛みのある場合は控えてください

ポイント☝️

  • 肩甲骨を意識しながら行う

  • 肘を引きながら息を吸い、吐きながら腕をまわす

  • この時できるだけ大きく円を描くように腕を伸ばします

効果✨

  • 肩こり改善

  • 可動域改善

  • 体が温まります


最後に

肩甲骨を意識して動かすことで
サボりがちな筋肉の活動が促され
肩こりだけでなく
様々な相乗効果が生まれます

今回は肩甲骨の動きに注目しましたが
他の部分についても今後記事にしていこうと思っています


表題画像はメイプル楓さんにお借りしました
ありがとうございます

最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊



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