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障害者採用で入社17年目のベテラン社員が語る、特例子会社での成長と挑戦【わたしのキャリアストーリー#09】

パーソルダイバースでは、「障害者雇用を成功させる。そして、その先へ。」をミッションに掲げ、多様な社員が活躍しています。

”わたしのキャリアストーリー”では、多様性を尊重する組織で異なるバックグラウンドや経験を持つ社員が、どのように活躍し自己成長を遂げているのか、社員のインタビューを通して紹介します。

9回目は、パーソルダイバース 受託サービス第2本部 東京・千葉事業部 に所属する石川継平。彼は、障害者採用枠で入社した17年目のベテラン社員です。

何事も真摯に取り組む姿勢や責任感、高いコミュニケーション能力、マルチタスクで業務をこなす力などが評価され、現在はパーソルテンプスタッフに常駐し、「サービスデスク」の担当者として、さまざまな事務作業に携わりながら活躍しています。

※2024年1月取材当時の内容です。

【プロフィール】石川継平
2007年7月にパーソルダイバースに入社。カフェスタッフや社内便の運搬業務を経て、現在は受託サービス第2本部 東京・千葉事業部 に所属しています。グループ会社に常駐し、サービスデスクの専任者として勤務しています。
主な業務内容は、郵便物や荷物の受け渡し、仕分け、清掃などのオフィス環境の整備など。昨年から新人の育成などで、指導スタッフとしても活躍中です。

サービスデスクの仕事とは?


障害者採用で入社から17年目、積み重ねてきたキャリアと現在の仕事


―サービスデスクの業務内容を教えてください。


パーソルグループで、人材派遣業を行うパーソルテンプスタッフが入居するKDX新宿ビルが私の職場です。常駐先の「サービスデスク」ではたらいています。
 
主な業務として、オフィスに届く郵便物や宅急便、社内便などの受け取り、仕分け、社内各所への配達、外部への発送などを一括して管理しています。他にも、会議室や共有スペースの清掃、シュレッダー業務、宅急便の伝票起票などの事務作業なども含まれます。

―常駐先オフィスでのオフィスサポート業務を担当しているんですね。運営体制や、円滑に運営するために心がけていることがあれば教えてください。


サービスデスクは、私ともう1人の2名体制で運営し、近隣の拠点で同じ仕事をするメンバーが2名います。いずれの常駐先も障害のあるメンバーが基本的な業務を担当していますので、従業員の方や宅配業者の方とのやり取りがとても多いことが特徴的です。
 
私が所属するチームは、メンバーが4名、1名の指導スタッフの計5名です。それぞれが常駐先で仕事をしているため、日々のコミュニケーションを大切にしています。毎日、オンラインでの朝礼と夕礼を行い、お互いの顔を見ながら業務状況を確認するようにしています。
 
また限られた人数でサービスデスクを運営しているため、自己管理が非常に重要だと実感しています。早寝早起きや体調管理をしっかりと行い、体調が悪い際には早めに病院を受診し予防を心掛けるようにしています。

―入社してから17年目。今までのご経験や、サービスデスクの仕事を通して身に着いたことを教えてください。


入社後の配属先は、池袋の拠点で従業員向けのカフェスタッフとしてはたらいていました。その後、社内便の運搬を約7年間担当しました。

現在の常駐先でサービスデスクの人員が必要になり、上司から、「更なる活躍をするために、サービスデスクに異動しないか」と言われました。

私も、「上司の期待やお客様のお役に立ちたい!」と思い、自分の可能性を信じてサービスデスクへの異動を引き受けました。

サービスデスクの仕事は、9時から17時が就業時間です。
社内便は1日2回、宅急便は夕方1回と受け渡しの時間が決まっています。それ以外の時間で、自分自身でタスクを管理しながら、さまざまな業務を時間内に終えることが求められます。

常駐先は常にお客様が目の前にいる環境であり、急な依頼や業務にも柔軟に対応しなければなりません。時には大変なこともありますが、指導スタッフや周りの方々に相談しながら、一つひとつの課題を克服してきました。

現在、常駐先で3年目を迎えました。計画的に複数の仕事を同時に進め、主体的に業務を実行するスキルが身に着いたと感じています。

「いつもきれいに清掃していただき、ありがとうございます」といった感謝の言葉を直接聞くことができるのは、常駐先ならではの嬉しい瞬間です。

―今回の取材場所であるこの会議室も清潔に保たれていることがよくわかります。人が集まる場所なのに、空気が清新な印象を受けました…机の上や、モニターの裏やコード類などホコリが一切ないことに、驚いています。

ありがとうございます。

このオフィスは従業員人数に対して、会議室が少なく使用率が非常に高いです。そのため、私ともう1人のメンバーで頻繁に会議室のスケジュールをチェックしながら、空いている時間で清掃に入り、皆さんが気持ちよく利用できる状態を常に保てるように心がけています。

特例子会社で感じたはたらきやすさと、今後の展望


―パーソルダイバースに入社したきっかけや、入社後に感じたことがあれば教えてください。


以前の仕事は、病院内のリネン業務(布団・シーツ・枕カバーなどを回収して洗濯する)でした。
休みがなかなか取れず、給料面でも満足できなかったため、ハローワークでパーソルダイバースを紹介していただきました。

入社前のトライアル期間中も、上司が私の考えや心配事などを親身に聞いてくださったことが決めてとなり、入社を決意しました。

当社は特例子会社のため、障害に対する理解があり、とてもはたらきやすい環境です。入社後においても、上司と定期的な面談があり、自分の意見や困りごとがあれば相談でき、自分の成果を適切に評価していただけていると実感しています。

そのため、やりがいを感じながら17年間続けることができました。

―最後に、今後挑戦したいことを教えていただけますか。


チームとしては、各フロアの清掃率や社内便の処理数など、さまざまな数値目標がありますので、まずは日々の目標を達成することです。

そのためには、自分のスキルを磨くことだけではなく、チームで協力することが大切です。今までの発想や方法にとらわれず、意見交換をしながら、お客様に質の高いサービスを提供したいと考えています。
 
私個人としては、昨年から後輩に業務指導をする立場になりました。

繰り返しになりますが、サービスデスクでは、障害のあるメンバーが常駐し実務を任されています。そのため、上長に相談しながら、研修や配属後の教育係を私が担当しています。作業手順書などをわかりやすく更新し、サービスデスク全体の業務スキルの向上に貢献したいです。最近、Excelの勉強も進めており、PCスキルを身に着けていきたいです。
 
今後も努力を惜しまず、期待に応えられるよう頑張ります。

【お知らせ】

障害者採用にご興味のある方はこちら▼

特例子会社ではたらくとは?【障害者採用担当者のnote】▼

最後までお読みいただき、ありがとうございました!




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