ペルソナの下司です。

久々にデパートでコスメを買いました。とても素敵な体験ができて、色々考えさせられたので忘れないうちに書きます。

きっかけは、たまたま流れてきたYoutube動画。
お笑い芸人の男性がメイクをしてもらっていて、それがあまりにもきれいに仕上がっていたので、同じアイシャドウが欲しくなってしまいました。

ネットで買おうと思って、すぐにインスタで検索。何色も展開されているようですが、どれもステキで決めきれない。こうなったら、プロのアドバイスを聞いてみようと思い、デパートで買うことに決めました。

人気ブランドですので、平日の昼間でも並ばされます。
「お探しのものは？」と聞かれたので、「アイシャドウを…」と伝え、渡された番号札を持って待つこと5分。呼ばれて着席すると、「アイシャドウをお探しとのことですが、お決まりの商品はありますか？」と聞かれたので、「9色入ったパレットを」と伝えるとすぐに在庫のある分のテスターを5つほど持ってきてくれました。

「どれが似合うと思いますか？」と聞いたら、ササっと3つに絞り、3枚の短冊を出して、全色をチップで塗って見せてくれました。
「お客様の髪の色、肌の色だと、この3つがお似合いです」に続いて、「普段お使いの口紅はどんな色ですか？」「お仕事で使いますか？プライベートで使いますか？」などいくつかの質問をしてくれて、2つまで絞ってくれました。

「しっかりした発色がお好きならこちらを、淡い発色がお好きならこちらを」と、ここまで言ってもらえたら、すんなりと選べました。自分一人だったら、絶対に選ばない色を選んでいました。

更には、まぶたの形に合わせて塗り方も教えてくれて、「二重の幅がしっかりあって、きれいな目をされているのでこういう色がお似合いなんですよ」としっかり持ち上げてくれる(笑)。
それはそれは、気分が上がりまして、予定をしていなかった眉ペンも追加購入して帰ってきたのでした。

ビューティーアドバイザーにプロフェッショナルを感じた

アイシャドウと眉ペンで12,000円という、贅沢な買い物をしたわけですが、非常に満足度が高かったのは接客してくれた方がプロフェッショナルだったから。
制服はジャストサイズ、髪型もきれいにまとめてあって、もちろんメイクもばっちり。ブランドイメージそのもの。
言葉遣いも丁寧で、変な持ち上げ方をすることもなく、答えやすい質問を重ねてニーズを具体的に引き出していく。
気づいた時には、的確にニーズを掴んだ商品が選択肢として並べられており、しかも選びやすい数になっている。
誘導される訳ではなく、でも自分一人では絶対に選ばなかった色を私は選んだ上に、更に自ら上乗せして買ってしまったのです。

転職エージェントで考えてみる

化粧品でいうドラコス（ドラッグストアで買えるコスメ）は自分で求人を探す広告媒体だし、接客を受けて買うデパコス（デパートで買えるコスメ）は転職エージェントに求人を紹介してもらう行為と似ている。
せっかく接客をしてもらうんだったら、押し売りをされた！ってなるよりは、プロに相談をして満足の行く選択ができた！と思う買い物をしたい。
転職だって同じこと。

沢山の求人を紹介してくれるエージェントもあります。「色々受けながらやりたいことを考える」とおっしゃる方は多いのですが、沢山の求人情報を見すぎて、却って選べなくなり、迷子になっている方のほうが多いように感じます。
「あなたの転職回数では受けられるのはここくらいですよ」と言って勝手に足切りしてしまうエージェントもいますね。
「書類選考の通過率は●％だから、これくらいは応募してください」と言って、考えなしに次から次へと応募させるエージェントもいます。
同業として残念ですが、これはプロの仕事ではなく、ただの押し売りです。

キャリアのプロフェッショナル・ペルソナ

ペルソナはキャリアのプロでありたいと考えています。
キャリアの棚卸だけなら一人でもできるかもしれません。でも、キャリア形成には自分を知るだけでは足りなくて、マーケットを知る必要があります。自分のいる業界内での転職ならまだしも、業界を跨いだ転職を考えるのであればなおさらプロの情報を聞いてほしいと思います。

求人情報だけではなくて、応募書類の書き方も、面接の受け方も、多くの方の転職を支援してきた私たちだからこそ伝えられることがあります。
大切なのは選考に通過することではなくて、入社後に活躍できる場であるかどうかを判断できる選考体験をしていただくことです。

押し売りはいたしませんので、キャリアで悩んだ時は是非お気軽にお声がけください。

ペルソナ株式会社　下司

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