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No.79 2023年9月 「あのエッセーその後」(2)雲の素(す)と蜘蛛の巣(す)の新たな発見

 No.40では「2006年~ 雲の素(す)と蜘蛛の巣(す)を探る」というテーマで、私が2006年から経験した雲のいろいろな形や色、蜘蛛の巣のいろいろな形や色について書きました。このエッセーを出しておよそ1年たちますので、その後経験した雲の素(す)と蜘蛛の巣(す)について書かせて頂きます。下記の写真は前回のNo.79でご紹介した青森県西津軽郡深浦町の「黄金崎不老ふ死温泉」の部屋の窓越しに写したものです。

 雲と蜘蛛を一緒に写すことになったのですが、蜘蛛の右下に白いすじが写っていることが分かるでしょうか。蜘蛛の巣の一部です。「雲の素(す)と蜘蛛の巣(す)のその後を書かなくては」と思い出しました。
 
 まずは、雲の素(す)の方から見て頂きます。
 雲の素(す)は上空をよく見ているといろいろな形や色に気が付きます。

 2022年10月 東京大田区の我が家のベランダで 朝日と雲のコラボレーションです。

 2022年10月 千葉安房勝山で 雲の塊(かたまり)です。雲海(うんかい)ではなく雲塊(うんかい)でしょうか。

 2022年11月 我が家のベランダで 右の雲は羊に見えます。どこに向かっているのでしょうか。

 2022年11月 神奈川県葉山町で 雲のすき間からいく筋もの光が伸びています。この後雨が降るなど天気の変化はありませんでした。

 2022年11月 東京都世田谷区で 雲の真っすぐな線の共演ですね。夕日とのコラボレーションでもあります。

 2023年8月 我が家のベランダで 雲が空を囲んでいるようです。

 2023年8月 我が家のベランダで 雲が3分の1ずつそれぞれに自己主張しているような感じです。

 2023年8月 我が家のベランダで 雲が集団で右の方向に進んでいるようです。下の真ん中の鳥のような雲が手を伸ばして進む方向を示しているように見えました。 

 2023年8月 我が家のベランダで 下の大きな雲から上の雲が飛び出してきたようです。
 
 雲の素(す)は夢があります。これからもウォッチング続けます。
 
 次に蜘蛛の巣です。これは見つけるのがとても難しいので少しだけご紹介させて頂きます。
 No.40での「2006年~ 雲の素(す)と蜘蛛の巣(す)を探る」で私が見たことがない大きな蜘蛛の巣を載せました。2022年に軽井沢で見たものです。

 今年も同じ場所に行きましたがきれいに無くなっていました。コテージに張り付いていたものでいつまでもあるわけではないでしょう。

 人間にとって蜘蛛の巣はやっかいなものですよね。それも宿泊するコテージに張ってあると嫌がる人は多いのではないでしょうか。私は気にしませんが。
 冒頭の雲と蜘蛛は「黄金崎不老ふ死温泉」で私が宿泊した部屋の窓越しに写したものですが、今回紹介する蜘蛛の巣は窓の右側にいたもう1匹の蜘蛛がつくったものです。それも今回は巣だけではなく蜘蛛が登場します。それにしてもよく違う蜘蛛が窓越しに巣をつくってくれました。まるで蜘蛛たちがこのエッセーを「書いたらいんじゃない」と言っているようでした。
 悲しいと思われる話なのですが、2日目の朝部屋から海の景色を観ようとした時に、蜘蛛の巣に1匹の蜘蛛がいるのが分かりました。

 この蜘蛛動いてはいるようなのですが、あまり活発には動きません。冒頭で紹介した蜘蛛はよく動いて姿が見えなくなってしまいました。
 この夏の暑さの太陽を浴びていてもこの位置からあまり動かないのです。下の写真で蜘蛛の巣があることが分かるでしょうか。ここから大きく動くことがないのです。

 この地方は冬寒いので二重窓になっているのでしょう。ふと、この蜘蛛の左の窓のサッシを見てみると隙間に1匹のひからびた蜘蛛が挟まっているのです。 
 

 ここからは想像でしかないのですが、この蜘蛛はじっと動かない蜘蛛のパートナーで何かの原因でサッシの溝に挟まれ動くことができず蜘蛛の巣にもどることができず命を落としたものと思われます。その蜘蛛を巣から動かずじっと待っている蜘蛛を私は注目しました。そのようなことがあるのか私は蜘蛛に精通しているわけではないので分かりません。そのようなことが生き物としてあり得ると考えています。

 雲の素(す)と蜘蛛の巣(す)は芸術的な側面と想像的な側面が掻き立てられます。これからも関心を持っていきます。
 

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