Himari

大学生の独り言と自己満足

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大学生の独り言と自己満足

最近の記事

大ごとと小ごと

美しい その言葉にどれほどの人が酔わされたのだろう。狂わされたのだろう。 僕もその一人にはならないと誓っていたのに、目の前の光景がそれを許さない。 大きなクレーターが作られた。 かつて、といってもつい数分前まで活気溢れる街だった。 鏡のような水面に石が投げ込まれたように、一瞬の出来事だった。 多くの魂が無邪気な一投によって散っていった。 どんな暮らしをしていたのか。 どんな思いを抱えていたのか。 どんな。 何もわからなくなった。 その生物自身も、その痕跡自体も永遠に塵

    • 自分と他者、これとそれ、あれとこれ。 そのものとそれとは違うものを指す言葉は多い。 外と内。 境界線はどこから?

      • 今日の夢と雨の日

        雨の日の街が好き。 車窓から、家の窓から、はたまた授業中の窓越しに街が青に沈んでいく様が繊細で美しいように感じる。 この好きを顕微鏡で覗いてみると、条件がある。 その1、時間帯は朝か夜(特に朝)。 その2、季節は春、冬が好ましい。 その3、眠気が迫っているとき。 というように。 ここまで言葉で自分の感情を分析してみてどこか勿体無い気持ちを持つのは長年の習慣か。 雨の音に耳を凝らしてみる。 ウェルテルがみていただろうような素晴らしく地面に打ちつける雨がやってくる。

        • 人工呼吸器が必要だ

          目の前の光景、音、肌に触れる風や布、匂いや光。 私はいろんなものに囲まれている。 その囲いの中で意識から湧き上がってくる水泡みたいなものをみんなに見える形にするのが怖かった。 誰かに触れられたら消えてしまうかもしれないから、自分から出てくる泡を実際に見て想像と違うかもしれないから。 けど全部頭のシュミレーションからの恐怖で、実際には起こっていない、起こらないかもしれないのに私はいつも動けなくなる。 すると、この感じている意識がなくなったらと考える。私が感じる世界から追放

        大ごとと小ごと

          辞めるかアルバイト

          そういえばアルバイトをしている。カフェで。 もうじき、半月を超える。 そこで私はつくづく接客に不向きであることを学んだ。 シフトに入る度に何事かやらかす私は仕事ができないというよりもトラブルメーカーとされている。職場の人間関係は良好。店長はとてもいい人で、周りにも歳の近いアルバイトが多いためか接しやすい。 けれども私はやらかす。 会計を担当すれば誤打を出すし、バリスタをすれば多くの情報量に目の前の処理ができなくなる。 その度にしんどい。 しんどいことは苦しい。 でもお金が必要

          辞めるかアルバイト

          相殺してゼロ

          実家にいると誰かしらいる。 その事実にどこか暖かさを感じる。 私の家族はよく喧嘩をする。 その度に家を早く出てってやりたいと思う。 矛盾ばっかりだ。そのことに後ろめたさを感じることが、私をなお責めるように感じる。心の折り合い、妥協点を見出したい。そう思いながら生きてるうちにできないだろうと考えている。 一人暮らしする家に帰ってから私は抜け殻みたいにいる。やらなくてはいけないことが山積みなのに、スマホを目でさらっていく。 何もしたくないのに、何かしてなくては気がすまない。

          相殺してゼロ

          年明けと 生活と 言葉と

          年が明けた。実家に集まった。地震があった。 そういえば、元日とか、行事とか、日付とかって人間が作ったものだったことを思い出す。 2023年は大学に入学して住み慣れた家が、実家という存在になった。一人で住むには慣れていない土地で生活を営むことも意外と難しくはなかった。色々な変化にすっかり順応していたら年も一巡していた。最近は買った時に失敗したパソコンの保護シートに浮き出る空気の泡に気を取られながら、考えることも放棄して映画を延々と眺めている毎日だ。なんとかしなくては、と思って

          年明けと 生活と 言葉と

          8/7-10独り言

          鍵を無くした。 物を無くしたとき、初めの3時間くらいはすごく焦る。だけど、それを超えたあたりからは焦ったり、自分を責めたり、他人のせいにすることが途方もなく面倒くさくなる。だから大人しく罰金の3万円を払っておこうかとも思った。私のバイト代が犠牲になることで物を無くしたことで生じている世界への居心地の悪さから逃れられるから。 最終的に鍵は見つかった。 受け取りに行ったのは定期券内ではない場所だけれど、3万円に比べたら微風程度の出費で。無くしていたはずの鍵を見て私は特に何も感じ

          8/7-10独り言

          8/6-7の独り言

          「エモい」と「チルい」 言葉にしたくない。したらイメージにあるそのものじゃない感じがする。でも頭の中にあるものを外へ取り出してみることは、冒険でとても勇気がいる。それに取り出したものが頭に保管されていた時より良くなっていたり、悪くなっていたり。無意識にそう言うことを繰り返して、余計な考えに力を回さないためにそういう些細なことは日常生活でスポットライトを当てて話すことは少ない。だって無駄な労力すぎるし。でも言葉にならないそのものをとても大切にしたいという思いはずっとあって、そ

          8/6-7の独り言