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晴れ時々妊活4「まずは検査」

兎にも角にも、まずは、検査。
現実を知らなきゃ、対策も何もないですし。

そのはじめの1歩にどんだけ時間かかってんのよって感じですが、もう後ろを振り返ってくよくよしている時間もないですよと。
住んでいる地域で最寄りの有名な大きめな不妊治療専門病院は2つあり、そのうち昔からある老舗の方に行ってみました。

振り返れば、クチコミとか周りの友達とかに聞けそうな人がいたら聞いたり調べてから病院は決めた方がいいなとゆーのがわかったことでしょうか。
ま、相性もありますけど。

検査は大体どこの病院も同じようなことをすると思いますので、詳細は割愛しますが、血液と内診で、色々病気がないか調べるのに3万円くらいかかったと思います。
夫の検査は風疹と性病、精液検査くらいだったかな。
夫はこれといって目立った異常はありませんでした。精子もまずます良いとか。

そこで、私のはじめてくらった衝撃は「卵巣年齢検査」と言うやつです。
血液でわかるのですが、AMH値と呼ばれていて、卵巣に残されている卵胞、つまり卵の数です。
それが極端に低く、いつ終わってしまうかわからない数値だと言われました。
どれくらい低いかって、30歳くらいの場合4,0~5,0くらい、40歳で1~2,0と下がるそうですが、私はなんと42歳で0,02しかありませんでした(汗)

これってもう閉経ってことですか?!?と流石に慌てました。
そうではないらしいです。ただ、卵巣の予備能力としてはかなり低いので、直ちに体外受精を勧めますと言われました。
私はまだこの頃楽観的に考えていて、まずは人工授精から…と考えていたのですが、この卵の数値の低さにより選択肢は一つになってしまいました。

突然の結果にショックを隠せず、まだ始まってもいないのに体の衰えの現実に突然直視させられた気がしてお先真っ暗闇とゆー感じで、その夜夫の前で報告しながらかなりメソメソ泣きました。
全くこんなの序の口もいいとこなのですが、始める前から絶望的な気分になりました。
だって卵がなくっちゃ妊娠するわけないしね、残り数個かもしれないし、数年生理はあるかもしれないって、結局ただの数値であって人間の体に確かなことはわからないんですけどね。
ただ結果はそうなので、妊娠できないわけじゃないけど急ぎましょうと言われました。

後からわかったことですが、私の姉は41歳で2人目を自然妊娠したのですが、姉も病院でこのAMH値というのを測定したそうで、測定不可能なほど低かったと言っており、あれはあんまり関係ないよと姉も言っていて、何より自然妊娠しているので確かに排卵しているうちはあの数値にそこまで惑わされなくてもいい気がします。

内診の結果も、小さい筋腫があること、チョコレート嚢胞ぽいものも見えること、あまり良い子宮の状態でないことも言われました。
ただ、その治療をしていると時間がないのでとりあえず採卵に入った方が良いよといった先生の判断でした。
これには異論はありませんでしたが、こんなにポテンシャル低い体になっていたのか〜と言うショックは隠しきれませんでした。
いきなり暗くなってしまいますよね。。希望と覚悟を持って来院したのにね。

そこから生理をリセットし、排卵を促す薬で卵胞とホルモン値を1週間おきにチェックでした。
皆さんどこの病院も同じような感じだと思いますが、1回の受診に毎度血を採られて、結果出るのに1時間くらい待ち、その後受診、看護師さんと面談、会計とトータル大体2〜3時間コース。そして1回1マン円ひらりひらり…

その後週1ペースで1ヶ月ほど投薬と検査が続きましたが、なぜか卵が全然育たず、もう一旦リセットしようとまた生理を起こす薬になってしまいました。


私はホルモンの薬がとにかく嫌いで、下腹部が張ったり、シクシク痛くなったり、時には頭痛に悩まされたり、とにかく不自然に体をコントロールされてる感じにやたらと過敏になってしまうので、その拒絶もあったのでしょうか、薬が効かなかったんですよね。
頭がぼーっとしてダラダラ寝てしまったり、とにかく日常生活にも支障をきたして気持ちも前向きになれないのが耐えられませんでした。

それでも先生からは、もう卵巣の機能が弱っているから強い薬は使えない、これでも軽い薬であくまでも自然排卵を促していて、採卵も1つしか採らないという方針でした。
でもその1つもきちんとできないんだこれが。。

大勢の待合の女性たちは皆私よりだいぶ若く見えて、こんなに若い頃から通うもんなのね〜と私ののろまさも省みつつ、何時間も待って先生との受診は1分、みたいな。
やっと会えた先生の前でも何も相談できず、有無を言わさぬ指示で、質問があれば看護師に、といった流作業に疑問を感じて、治療ってこーゆーもんなのか…これで1万円か…とモヤモヤしつつ、行くしかないかという気持ちでおりました。


その頃、不思議な力のある整体師さんを紹介されて、体診てもらったら?と友達に勧められて行ったのが始まりですが、不思議な治療をしてもらった直後になんと卵胞ができて自然と大きくなっていったのです。
そんなことがあると人はすぐに「見えないチカラ」を信じてしまいます。
そりゃーそもそもがいやいや通っている病院ですし、できれば通わずになんとかならないかと思っていたので。
これだ!とピーンときてしまったのです。


その整体の先生のところで体を温める下着を紹介されました。(こう書くだけでもう怪しいが)
私の下半身は冷えているから体を温めて、血流良くして、先生の良い治療で卵が育てば万事解決!といった具合で、私は不妊治療で使おうと思っていたお金でその先生のところから高い下着一式を購入しました。
ほぼ即決でした。あの勢いはなんだったのかと今でも不思議です。
体の体質を改善したら子宮もホルモンも整うしと言われ、信じました。
何よりこの下着は気持ちよく、本当にこれを着ていたら良くなる気がしてしまったのです。

信じるものは救われてほしいですが、そんな単純なものではありません。。。

話が何やら不妊治療のお話ではなくなってきましたが、長くなったのでこの下着の効果、続きのお話は次回にいたします。
この辺が、「時々妊活」になっていく所以なのですが。。


このマガジン読んでくださっている方、ありがとうございます。
私の迷走妊活記録で何処かの誰かが勇気づけられたらいいなと思って、自己セラピーも含めて書いてます。


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