"日本のヤバい女の子"を読んだ

とても好きな友達に、なんの本が1番好きか聞いたら教えてくれた。

女の子が登場する昔話に、ひたすらツッコミを入れたり、フェミニズム的に考えたりしたりものが軽快に語られている本だった。

その目の付け所もさることながら、はらださんの言葉の選び方はとても好きだった。

宇宙規模の遠距離恋愛をしている女の子は、光の速さでラブレターを出すだろうか? その文字は星で書かれているだろうか。

はらだ有彩『日本のヤバい女の子』p218

愛を突きつけてやりたいからといって、電車のなかで恋人とキスをする必要はない。あなたはただ呼吸をすればいいのだ

同著 p227

なんとなく、日本語訳されたどこかのおしゃれな──例えばパリとかの、国の言葉に見えてくる。

もうひとつ好きな文があって、それがあったから勢いをつけて最後まで読めたのだけど、それは友達本人に伝えられたから良しとする。


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