見出し画像

マッチングアプリを始めて、秒で辞めた話。(毎日note150日目)

先日、久しぶりにマッチングアプリを始めた。
そして1時間後、辞めた。私史上最短記録だ。


マッチングアプリは、何回も始めて何回も辞めたことがある。
その度に、プロフィールに載せられるような手頃な写真たちをかき集め、いい感じの自己紹介文章を考え、コミュニティに入り、いいねをしてスルーされ、マッチングしたとしても返事が来なくなる。

運よく話が続いたとしても、今度は逆にダラダラとやり取りが続きすぎてその先に進まない。
だからと言って、少しやり取りしただけで「会おう」などと言われると、体目的ではないかと疑ってしまう。

初めてマッチングアプリを入れたのは、確か社会人2年目の頃。もう5年も前の話になるのか。
何人かとやり取りをして、会うというところまでなんとか辿り着いた人が一人いた。
2〜3歳ぐらい年上の人で、ザ・営業マンといったタイプの人だった。気がする。

その人と初めて会ったのは、ある日の仕事終わり。一緒に夜ご飯を食べた。
アルコールも入れていたので私はほろ酔い気分。
話も弾んだところで、この日は解散となった。

お店を出て、二人で並んで少し歩いていたところで、私はとある気持ちになった。

「男の人と二人で並んで歩いてウキウキしている私、気持ち悪くね?」

今でいう「蛙化現象」に近い状況になったのだろうか。
ふと我に返り、客観的に自分を見るとそんな気持ちになってしまい、次の日にはその人とやり取りを絶った。
LINEも交換していたが、そっとブロックしてしまった。

その次にそれなりにやり取りできた人が現れたのは、それから約3年後。
前職を辞め、職業訓練校に通いながらフリーターをしていた頃だった。

彼は同い年で、大学こそ県外だったが高校まではこちらにいて、大学卒業後はUターンして地銀最大手に就職したらしい。
部活の関係で私と共通の友人がいたり、彼と別の友人が同じ職場だったりと、世の中の狭さを感じながらも仲を深めていった。

バイト終わりの帰宅路、駅から自宅まで歩いて帰っていた時、彼と通話をしながら帰ったことがあり、「お!?これはいいぞ!?」と思ってはいた。会ったことはなかったけど。

でもそのあと、あの時の気持ちが返ってきた。

「男の人と電話してウキウキしている私、なんか気持ち悪くね?」

ふと我に帰り客観的に見るとそんな気持ちに苛まれた。
そしてLINEをブロックして、アプリを辞めた。

最後にまともにアプリをしていたのは、今から8ヶ月ほど前。
アプリの人と最後に会ったのもこの頃。

同い年で、SPY×FAMILYが好きという共通点から知り合った。

年末に知り合って、タイミングが合わなかったので年明けすぐに初めまして。
焼き鳥屋さんに行き、話が色々弾んだ。

「いいかも!」と思い、ぜひ次も!と私からお誘いし、彼が行きたいと言っていたスイーツの食べれるカフェへ。

ところが、

「あれ、なんか違うじゃん・・?」

となってしまったのは正直なところ。

2回目に会うとまあ話が弾まない。どうした前回の勢いは?と言ったところ。

とどのつまり、飲酒アポはやめようと言ったところである。
お酒の力に任せて会話をするのは、ダメ、ゼッタイ。
そう誓った日だった。


その時ぶりに今回マッチングアプリを入れた。
が、1時間もしないうちに退会してしまった。
最短記録過ぎて、自分でも正直びっくりしている。

手頃な写真を登録して、若干ぶりっ子した(当社比)自己紹介文を載せ、コミュニティに登録し、いいねをして……

と、いつものように進めていたが、その先を知ってしまっているので、途端にやる気が失せてしまった。


マッチングアプリで恋人ができた人は、これを何度も乗り越えているのかと思うと、賛辞に値するものだと思う。

そんな私の、マッチングアプリの話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?