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ニュースに思うこと。

831回目です。φです。

毎日ニュースを見るたびに、段々と悲惨なことになっているな、としか言えません。これを防ぐことはなぜできなかったのか、ということに始まり、ひたすら”なぜ”だけが募ります。

私自身がそれを問うても、答えを出しても、社会には何の反映もされない。考えるだけ無駄、かもしれません。けれど、一国民として、考え続けたいと思う。

現在の生活は、ウイルスに振り回されていると感じます。何をするにも、「感染リスクは?」が最初。人が混みあわないかどうか、短時間で済ませられるかどうか、求められている規則に反している人がいない可能性が高いかどうか。今まで生きてきて、まったく意識したことがないことを意識しながら生きている。

こんなに技術が進んで、治せる病気も増えて、科学の力で多くのことを解決できるようになった時代で。自分たちができるのは、手洗いにうがい、という基本的なことに過ぎないんだなぁ。ワクチンは恐るべき速度で開発されましたが、そのワクチンでも完全にウイルスから人を守ることはできない。

ウイルスそのものを無くすこともできない。なんとも無力なものだなぁとも思う。技術が今よりも進んでいない時代だったら、もっと被害は大きかったのかもしれない。それか、感染が全世界を巻き込むほど人の流れがなく、特定の地域が壊滅的な被害を被っている、かもしれない。

良くも悪くも、世界が流動的になったからこそ、の現状なのだとは思う。このウイルスによる世界的な悪夢が終わりを告げたとき、世界はどう変わっているのだろう、と思います。ナショナリズムが進むかもしれない。人の移動が、交流がネガティブな目で捉えられるものに変わるかもしれない。世界がともに苦楽を味わったということでグローバリズムが進むかもしれない。誰も今は目にすることができない未来です。

人の歴史はウイルスとの闘いだ、と言われるけれど、人同士は戦わずに歴史を作っていきたいものですね。ウイルスと戦って、人同士で戦って、だったら敵が多すぎるし、悲劇が繰り返されるのだろうと思う。

かれこれずっと最前線に立っている方々に感謝申し上げます。医療従事者の肩はもちろん、エッセンシャルワーカーの方々、そしてウイルス研究に関わる方々へ。

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