「【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法―NHK式7つのルール―」を読んで。
692回目です。φです。
色々とビジネス関連の本を読むようになりました。役に立ちそうなものから、知識として必要不可欠なものまで。考え方的なものも読んだり。
読んでいくうちに、これは学ばないと、と思うものもいくつかありまして。その中でも、”声”に私は興味を持ちました。
発声に関する本も数冊読んだ。声と印象の関連を考えるだけで、なんだかわくわくする。
しかしながら、普通に生きていると「こうやって声を出せば良い!」ということを学ばない。声楽を先行しない限り、または声を使った職業に就かない限り、声は”なんとなく”出しているものではないでしょうか。
私は英語をする際に、「こっちの声の方が英語発音しやすい!」という声を見つけて、それを録音すると謎に威圧感があって、まぁ”負けなさそう”な感じでした(笑)
声に興味を持ってから、しぐさにも興味を持った。ジェスチャーとかにもね。表現するってこんなにたくさんあるんだ~と今楽しんでいます。
そういえば、以前にも私は声についての本を紹介しました。こちら。
今回は心を揺さぶらず、説得力や信頼を増加させる系の話し方の本を読みまして。
https://www.amazon.co.jp/dp/4478027803?tag=booklogjp-default-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1
「【NHK式+心理学】 一分で一生の信頼を勝ち取る法―NHK式7つのルール―」というもの。NHKはニュース英語版で聴けるので、最近私は観ています。が、他の局(民放)ニュースキャスターを知らないので、比較はできないのですが…信頼感のある話し方をしている模様です!(笑)
声のサイエンスでも書かれてあったのですが、小泉純一郎元総理の話し方はかなり優れたものみたいですね。私は彼が活躍していた時代は、政治には疎かったもので…選挙権も持っていなかったし。機会があれば、その名スピーチなどを見てみようと思います。
さて、声について。まぁ今回は声と言うよりも話し方。
短く簡潔に。視線。ジェスチャー。声の音の上げ下げ。などなどが書かれていて、なんというかIELTSという英語のテストのスピーキングで学んだことが山盛りでした。このテストでも重視されるのは論理的かどうか。興味をそそるような会話をできるか。そういったものなので、近いものがあるのかもしれませんね。
話すときにはコツがある。それを理解し、利用するだけで信頼関係を築きやすくする。学んで損はない内容です。そんなに難しいものでもありませんし。
まぁ、心理学を学んだ身としては「信頼されるように意識して行われている動作をする人、要注意。」という逆手に取ってしまうのですが…これだから私はひねくれているのです(笑)
内容は優れたもので、本当に信頼の置ける人柄をしていても、もしかしたらわずかな動作や姿勢、声の出し方、話し方で損をしているかもしれない。例えば「自信なさそう」と思われて、不当な評価をされていたり。
そうならないためにも、ぜひ直接的に人と関わるお仕事や活動をされている方は読んでもらいたいですね~この本。
声や態度を本で学ぶ中で思ったこと。
人間、なかなか非言語的なものを頼るみたい。態度だって、目で見て自分で判断する。前のめりだったら「お、興味を持ってる!」と無意識のうちに思うし、あっちこっちよそ見している人に対しては「興味ないんだな」とか「集中力がないな」とか思う。その話し手が単にそういった癖があるだけかもしれない、という可能性は考えることなく。
声だって、小さな声の人を「パワーがない」とか「頼りなさそう」とか思う。話し手は単に声が小さいだけで、とっても人として頼りになる人物だとしてもね。
そんなこんなで、人間無意識に判断するわけです。このご時世でもね。不思議なものです。人間は技術がどうこうなっても、人間なんだなぁなんて思ったり。私の個人的な感想ですが。
さて、私が仕事をするうえでやってみようと思った本から学んだこと。
”短く簡潔に”。
どんなに情報が優れていても、言いたいことが明確でも、長すぎると人にとっては大きな負荷になる。1つ1つを短く分かりやすいものにして、結論・理由・具体例・結論、の順に話す。
”声はゆっくりはっきりと”。
ぼそぼそ言っていたら、聴こうとも思えない。早口だとついていけない人もいる。堂々と響かせる感じに話す。
”ジェスチャーをする”。
人は動くものに目を向ける。注目させるには最大の効力を持つ。ずっとするのではなく、ポイントを絞ってここぞというときにジェスチャーを取り入れる。
”声のトーンを変える”。
ブレスを入れたり、注目してもらいたい言葉をゆっくり言ったり高めのトーンで言ったり。わずかな差でも、平坦なものよりインパクトがある。結果、その言葉を相手に伝えやすくなる。トーン、大事。
こんな具合ですね。文字数を指定して詳しく本では書かれていたのですが、私は原稿を読み上げたりする仕事をするわけではない。上記したことを意識したら、割と印象は良くなりそうな気がします。よーしやってみるぞー。
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