Lightroom現像用にセットアップしたX-Touch miniのラベルを作った

画像1

※テンプレートファイルのリンク先が古くなっていたので訂正(2021/10/23)

完全に自己満足なのだが、behringerのX-Touch miniがLightroomの現像用に便利すぎて、自分でイチからデザインしてラベルを作ってしまった。

形状的にかなり複雑になってしまったのでハーフカット(ステッカーの切れ目の部分)の数が多くなり、思いっきりコストに跳ね返ってしまったのだが、自己満足なのでよしとした。1の数字だけ隠れてしまったのがちょっと不満なのでいずれ作り直すかもしれない。

X-Touch miniの最大の特徴は「ノブの回転に両端がなく、無限回転すること」「ハードウェア上の設定の切り替えがA/Bボタンのみのシンプル設計であること」の2点だと思う。

LightroomでMIDIコントローラを扱うためには『MIDI2LR』というプラグインをインストールするのだが、左右に端のあるノブ(ノブの位置とパラメータが絶対位置で結びついているもの)は、Lightroom上のパラメータを一度ノブの上で拾ってからでないと編集が出来ない。
例えば露出補正が0(真ん中)になっていたとすると、露出方正に割り当てたノブを一度真ん中まで動かしてからでないと編集が出来ないということだ。

(※ちなみにMIDI2LRについてはこの動画を見るととてもよく分かる。マジで便利)

この絶対位置でパラメータを拾わないといけない、というのが思ったより面倒で、最初はKORGのnanoKONTROL Studioを使っていたのだが、ノブが無限回転するMIDIコントローラに前から乗り換えたいと思っていた。
最近になってX-Touch miniの在庫がAmazonで復活していたので、買ってみたところやはりよかったので本腰をいれてカスタマイズをした、という次第である。

(※追記:記事を書いていたときは7,538円のものの在庫があったのだが、どうやら在庫がなくなったらしく、別の業者のものが繰り上がりになってしまったため、自分が買ったときより値上がりしてしまっているようだ)

X-Touch miniは海外のMIDI2LR愛好者から絶大な支持を受けているため、少し探せばすぐに設定のプロファイルなどが手に入るというメリットもある。それらを参考にすれば、すぐに痒いところに手が届く設定を行うことが出来る。

また、これはX-Touch miniの設定を調べるうちに初めて知ったのだが、MIDI2LRはボタンで別のプロファイルに切り替えることも設定可能である。

なぜ、切り替えボタンが5つもついているnanoKONTORL Studioなどではなく、A/Bの両面でしか切り替えが出来ないX-Touch miniが流行っているのか、以前から疑問だったのだが、MIDI2LR上で切り替えを設定していたからだということが、海外ユーザーの設定を参考にしてみて初めて理解出来た。

現状自分のX-Touch miniも、Bレイヤーの左上ボタンから順に右へ、「基本設定」「カラー」「色相(HUE)」「彩度(SATURATION)」「明度(LUMINANCE)」「クロップ」「エフェクト」「プリセット」と割り当てを行っており、用途に応じて切り替えられるようになっている。

ハードウェア上で複雑に設定を行うより、一定のルールに則ってMIDI2LRプロファイルを読み込む方がシンプルだと思う。そういった使い方を考えると、X-Touch miniがA/Bボタンのみで切り替えられる簡易な設計なのは、極めて理にかなっていると考えられる。

今回、X-Touch miniの設定には、下記のサイトと映像を参考にした。プロファイルなど、必要なものがすべて用意されているので、ここから設定を始めるのはオススメである。

(※追記:大事な事を書き忘れていた。X-Touch miniをMIDI2LRでよしなにするために、初期設定としてファームウェアのセットアップを行う必要があるのだが、このソフトウェアのMac版がなぜかbehringer公式で配布されておらず、Windowsが必須になっている。セットアップ自体は以下のページにあるプロファイルを使えばすぐに完了するので大したことはないのだが、Windows機が使えないと完全に詰むので注意して欲しい)

DANORST by Dan Marker-Moore | Single Post

MIDI2LRについては、日本語だと下記が詳しい。自分もかなり参考にさせて頂いた。

LightroomをMIDIコントロールするプラグイン「MIDI2LR x nanoKONTROL」 | TPB

Lightroom専用編集コントローラーを3000円台で作るロマンセッティングを紹介する! | studio9

あと、ラベル印刷は、色々比較してみたが、以下のサービスが一番安かったはず。

シール印刷|印刷通販【デジタ】

自分はIllustratorでレイアウトを切ったけど、おそらく多くの人はPhotoshopをLightroomとセットで使っているはずなので、Photoshopでレイアウトしてもいいと思う。

参考になるかわからないが、自分のレイアウトしたデータのpdfを下記に置いておくので、Photoshopに読み込ませて下敷きとして活用するなど、ご自由にどうぞ。Illsutratorで読ませればおそらくパスも読み込めるかと。

X-Touch mini テンプレートpdf

あと、これは自分の環境だけなのかもしれないが、なぜかMIDI2LR上でショートカットキーを登録し、それを使用しようとすると確実にMIDI2LRがシャットダウンする現象に悩まされている。そのため、初期に想定していた動作のいくつかを断念せざるを得なかった。だれか原因をご存知だったら是非教えて頂けると嬉しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?