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場面を切り取ってその背景を考える。

つい癖でやってしまうことがある。それが、ふとそこにあるもの文脈を考えることだ。

この傘があったのは新宿東口。24:08。この日は火曜日だった。

サラリーマンや大学生が集まっては消えていく様を見ながら、

職場の飲み会の帰りにある少しのアフタートークをしている30代っぽいなぁ。

意外と大学生ではない感じがするなぁ、と考えた。

監督や脚本家はこの想像力が長けていると考える。

今日もまた忘れ去られた“事物”が存在している。

物の物語は、人間のストーリーである。


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