「ここがあなたの素敵なところだよね」
そうやってかつての私は相手の目をまっすぐ捉えながら無我夢中で伝えていた。


あのときの私はもう、いない。

私の言葉を土足で踏みつぶされるのが怖くて、言えない。

それが「大人になる」ということなのだろうか。
私は大人になったのだろうか。

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眠れない夜に

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