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笑顔って素敵だね in 東南アジア

反対されるから、とか、なんだかんだ言い訳つけて避けてきた海外。

そんな私はこの夏、殆どを振り切って、東南アジアへ、バックパックひとつで旅に出た。

タイ、カンボジア、そしてベトナム。


見るもの全てが新鮮で、刺激的だった。

貧しいってどういうことなのか、

生きるってどういうことなのか、

観光に頼るってどういうことなのか、

やさしさって何か、

戦争ってどれだけ人を変えるか、

旅って何か、

たくさん考えた。


繁華街のひとつ裏の通りで寝そべる人を見て、
観光客が行くようなレストランの中に入って物乞いをする人を見て、
グルでぼったくろうとしてくる人を見て、
商売のために生きるために家族のためにきっと一生懸命に日本語を勉強したのだろうと思う人を見て、
でもそれを使って詐欺まがいなことをしてて、
戦争による身体被害を訴えている人を見て、
散らかるゴミたちを見て、
通るだけでにこにこ笑顔で少しはにかみながら手を振ってくれたカンボジアの子供たちを見て、

何が私のとるべき行動なのか分からなくて分からなくて、もやもやした。

実際に見て感じることは、凄く大きなインパクトがあった。


そんな、彼らはとても優しい場面が多かった。

よく分からないけど現地語でにこにこ話して去っていったおばあちゃんも、
道を訪ねたら目の前まで一緒に歩いてくれたポリスも、
YouTubeで地元の凄さを教えてくれた宿のおじいちゃんも、
空港でお互いの国について拙い英語で語り合った遠くの国から来たお兄さんとおばあちゃんも、
パスポートを見て来月の私の誕生日を祝ってくれた宿のお姉さんも、
メコン川ツアーにひとりで参加した私を見かねて混ぜてくれた家族も、
飛行機で隣の席が空いてるんだから寝そべっていいんだよとジェスチャーで必死に私に訴えてくれた彼も、(理解するのに時間かかった)

他にも数え切れないほど、温かかった。


そして、これからもこの関係を大切にしたいと思う日本人にもたくさん出会った。

まわりから人が離れてくことを恐れて、
人と仲良くなることを避けていた私に、
離れることが寂しいと、
私と出会えて日々が楽しかったと、
また、会いたいと、
言ってくれる人たちがいた。

きっと、今までの私ならそれをしっかりと受け止めていなかった。表面的に言ってるだけなのかな、と思ってた。
だけど、彼らの言葉はなぜか、すっと心の柔らかい部分に入ってきた。
ものすごく温かかった。



温かさに囲まれて、

生きるって悪くない。

私って幸せだ、と心から思った。



東南アジア。

たしかに、日本より旅するなかで気をつけなければならないことは多い。

この人の言うことは本当か、どこまで話すべきか、吟味する必要がある。

だけど、ゆったりした時の流れの中で、奇想天外なことがたくさん起こる日々を過ごした2週間は私の中で生き続けている。




次、どこ行こっかな。


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