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意識高い系!?《意識》の「意識」編

(´_ゝ`){ たにぐちです!!

今日は意識高い系について。

ではなく!

MSEにおける《意識》についてです。

ちなみに世の中における「意識高い系」は別名「生命度高い系」と呼んでます(個人的に)
意識を高く持ち、世の中を良い方向に導こうとしてるなんて、良い人やないか。

ただ「自己目的化」しないように注意したいですね。

それでは《意識》編!

《意識》の定義

MSE上の定義として

・「意識」
・「注意」
・「睡眠-覚醒」

以上がアセスメントすべき《意識》の範囲だといわれています。

構成が長くなるので、3つに分けて説明します。

というわけで今回は「意識」編

 

「意識」について

意識は、それそのものを観察する側面で、正常な意識から死までの過程を評価します。
この意識は身体科や急性期でも「意識レベル」としてよく評価しているのではないでしょうか?

「意識」は””と””のふたつに分解することが出来ます。

意識の量とは

・意識野
・意識清明度
・意識内容

で評価していきます。これまたひとつづつ見ていきましょう。

 

①意識野

意識野とは、意識が及んでいる範囲、広さの事。
これは注意が剥けられる範囲のことを良います。

懐中電灯を例に、
光を当てているところは明るくなり。
それ以外は暗くなりますよね。

意識野が狭くなると「意識狭窄」を起こします。

  

②意識清明度

意識清明度とは、自分や周囲の状態、状況などを正確に認識できている程度を指します。
意識清明度が障害された状態を「意識混濁」と言います。

認識するためにも、意識がはっきりとしている(覚醒している)事が前提となります。

一般的に
意識狭窄と意識混濁を合わせて「意識レベル」として評価します

  
  
③意識内容


意識内容とは、意識の内容のこと。

意識が混濁し、精神機能不全を起こし
異常な体験や行動などが加わっている状態です。

意識内容が障害された状態を「意識変容」と言います。


終わりに

今回はMSE《意識》の意識編をお送りしました!

世に言われる意識高い系は①②③とも高いのではないでしょうか?

意識高い系は
現状を肯定せず
未来に焦点を当て
物事を広い視野でとらえ
より良い未来を創るために
常に自己研鑽を怠りません。

多くの意識高い系は「不可能」という言葉を嫌い
可能にするために出来ることを日々コツコツと取り組んでいる。

自分を変えていくために、言い訳をしません。
むしろ、感情や欲求を認識したうえで、それらをうまくコントロールしながら勢いよく前に進んでいきます。

んー意識高い系。
意外と悪くないっすよ。
只やはり「自己目的化」には注意したいですな。

( ゚Д゚){敵は「自分」だ

(;´_ゝ`){気を付けます!

(´_ゝ`){それでは!

#MSE #精神科看護 #精神科訪問看護

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