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中級者以降が実はヤバい!?広背筋が肩関節に与える影響と解決策


【はじめに】

最近肩が凄く上げにくくなった…

オーバーヘッドプレスで肩を痛めた…

腕を上げると腰がどうしても反ってしまう…

こんなお悩みありませんか?

筋トレをずっと続けていると、続けているが故の問題というのが起こりやすくなってきます。

その中でも広背筋の影響は起始部の体幹のみならず、停止部の肩関節まで影響が非常に大きいです。

今回の投稿を最後まで見ることで、

・広背筋の解剖学を学ぶことができる
・筋肥大とその生理学的な影響を理解できる
・広背筋の線維方向に合わせたストレッチをマスターできる

という状態まであなたのレベルアップをお手伝いします!

今回の記事は?

トレーナー:★★★★☆
トレーニー:★★★★☆

広背筋はあまりにもメジャーな筋でありながら、意外とその負の影響というのは語られません。実はあなたも気づかないうちに肩関節の機能的問題を起こしているかもしれないのでぜひこの機会に広背筋について学び直しましょう!

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ではさっそく話を進めていきましょう!

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1.【絶対大事】広背筋の解剖学

まずは広背筋の起始と停止、そして大まかな作用について解説しておきます!

起始部は大まかに4つの部位から始まっています1)。

椎骨部:第7~12胸椎の棘突起、すべての腰椎と仙骨の棘突起の胸腰筋膜
腸骨部:腸骨稜の後部1/3
肋骨部:第9~12肋骨
肩甲骨部:肩甲骨の下角

とても広い起始部を持っている為に、どう考えても線維方向の複雑さが理解できますよね。

そして停止部はたった1つ。

上腕骨の小結節稜(前面)です。

作用は、

上腕骨:内旋、内転、伸展(上腕を後方に引く)

と記載されています。

上腕骨に対する作用についてはそれぞれ、このイラストを参考にしていただくとわかりやすいかと思います。

・内転作用は前額面上の肩関節内外転軸の下方を通る為生じる
・伸展作用は矢状面上の肩関節の屈伸軸の下方を通る為生じる
・内旋作用は水平面上の肩関節の内外旋軸の内側を通っている為生じる

ここまではなんとなくイメージしやすいですが、では単純に肩関節(肩甲上腕関節)だけを動かせば広背筋が凄く働いているか?と言われればそうではないですよね(これがメッチャ広背筋の面白いところです)!

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