👩ナレーション

　四面が囲繞された密室空間。そこは誰からも監視されない、我々が心底ほっとできる「聖域」であると言っても差しつかえないオアシスである。
　しかし、そこは人目に触れにくいぶん、ときに人を恐怖せしむる舞台ともなりうる。

　厠🧟‍♀️。KA.WA.YA.🧟。

　誰でも毎日訪れる場所であるにも関わらず、そこで俳句や短歌を詠む人は多くない。
　今回の教養講座は、厠という「聖域」において、数多くの名句を残しながらも、迫害され、亡命を余儀なくされた巨匠「松 茸雄」(まつ・たけお)を特集する。

　本日の解説は、俳人の呑戸眞衣🧟‍♀️(どんと・まい)さんに依頼した。

では、さっそく「厠ホラー名句」の解説をしていただきます✨。

🧟‍♀️

みなさん、こんにちわ✨(😃)❗
俳人の呑戸眞衣(どんと・まい)です。
私のことを「廃人ドンマイ」なんて言う人もいます(😳)💦。そんな言い方されると照れちゃいますね✨。
では、名句をご紹介しますね♥️

①
見え隠れとなりの竿とたけくらべ

→みえかくれ/となりのさおと/たけくらべ

🧟‍♀️(鑑賞のポイント)
　ポイントもなにも、文字通り解釈するほかないのではないでしょうか？
　私は女性👧だから詳細は知りませんが、小さい方をするとき、となりの人のモノが見えちゃって、思わず自分のモノと大きさを比較してしまった、ということかしら🤍。
　考えるとちょっと怖いわね✨

②
駆け込んだ紙がないこと事後気づく

→かけこんだ/かみがないこと/じごきづく

🧟‍♀️(鑑賞のポイント)
　これは、女性の私にも気持ちがよく分かります✨。この句は、大きいほうをするときに読んだ句ですね。
　「ヤバい、生まれる」と思って、大急ぎで厠に駆け込んで、「間に合った、よかった」と思ったのも束の間、まさかの紙🧻なし😱。
　

どうやって拭えというの？

　松茸雄の悲痛な叫びが聞こえてくるような普遍的な名句ですね♥️

③
とうとうよ上を向くとき考慮せよ

→とうとうよ/うえをむくとき/こうりょせよ

🧟‍♀️(鑑賞のポイント)
　この句は女性👧の私には、最も難解な一句でした。知人の男性俳人に伺ったところ、謎が一気に氷解しました。

　この句は、松茸雄が、すわって小さいほうをすることを余儀なくされたときに詠んだ句だそうです。

　BENZAに座っているときに、エ○チなことを考えてしまって、大きくなってしまって、そのままNyouiを押さえきれずにしてしまうと、液体が天井方向やあらぬ方向に飛んでいってしまいます☄️。

　立ったまま用を足せば、こんな悲惨なことにはならなかったのに...、という恨みにも似た激情を「とうとう」とBENZAメーカーにぶつけている。
　「社会派厠詩人」という異名をもっていた、松茸雄らしい秀逸な名句ですね♥️。本日もどうもありがとうございました😃💕

👩ナレーション

本日の解説は、俳人の呑戸眞衣さん🧟‍♀️でした。では、みなさん、ごきげんよう🎵