短歌 | 涙が許しに変わるまで
I'll forgive you…

愛だとか
優しさだとか
本当は
みんな知ってる
はずなのに

隠しても
あなたの気持ち
見抜いてた
苦しかったね
打ち明けられずに…

耐えられず
トイレで涙
流しつも
つながり求め
虚に逃げ込んだ

泣き叫ぶ
子供の声を
聞かぬよう
耳をふさぐも
「な泣きそ」むなしく…

目を閉じて
スヤスヤ寝入る
無辜の子に
沈黙のまま
許してねって… …ささやいた

青豆ノノさんの作品をお借りしました。
椎名ピザさんの「#カバー小説」という企画への応募記事になります。

小説の冒頭に置かれていた詩がとても印象深くて。
本当は、作詞・作曲が出来ればいいのですが、それは無理なので、短歌にしてみました😊。

青豆ノノさんの
オリジナルの詩はこちら(↓)

どこかの、やさしい、だれかは
わかっているよ。

あなたが、こどもをあいせなくて
くるしんだこと。
そのことを、だれにも、うちあけられずに
くるしんだこと。

こどもから、にげるように
トイレにこもったこと。
SNSにいぞんして、げんじつから
にげていたこと。

ゆうがた、なきさけぶ、こどものこえに
みみをふさいで、ないたこと。

こどもの、ねがおに
なきながらあやまった、ひび。

どこかの、だれかは
そんなあなたを

ゆるしてくれるって。

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