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童話 | 🌉星降る夜に🌉

遠くに輝く星を
ずっと見ていた

ずっと見つづけていたら
どんどん星が
大きくなっていくような
そんな気がしたの

手が届きそうに思えて
手のひらを前に
さしだしてみた

あぁ あったかい
手のひらに熱を感じた
あっ この温もりは
お母さんだよね

星になったのに
あたしのところに
戻って来てくれたんだね

生きてる時に
優しくしてあげられなくて
ほんとうにごめんね

実はね 
あたしね
来年 お母さんになるの

お母さんみたいな
お母さんになりたいと
思っていたところでした

今まで
優しくできなくて
ほんとうに ごめんね
ありがとうっていう
一言をずっと言えなくて

あたしがお母さんになったら
また来てね
育ててくれて
ほんとうにありがとう


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