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エッセイ | なぜ「さ行」の言葉が多いのか?

 さきほどの記事で、辞書のはなしを書いた。「辞書を(       )」のカッコに何かあてはまる動詞を考えると、「ひく」「読む」「買う」などが思い浮かぶ。机に「置く」こともあるし、「眺める」こともある。
 だいたいいつも見えるところに置いてあるので、開かずにボーッと眺めていることも多い。

 国語辞典ならば、たいてい「あ行」から「わ、を、ん」まで、横から見ると色分けされている。「わ、を、ん」のページ数が少なく、「さ行」の言葉に最も多くのページがさかれていることが分かる。
 英和辞典を横から眺める。「K」や「X,Y,Z」の言葉が少なく、最も多いのが「S」で始まる言葉である。
 独和辞典を横から眺めても、やはり一番多いのは、「S」で始まる言葉である。
 他の言語の辞書を見ても、だいたい一番多い言葉は「S」(さ行)の言葉だ。

 詳しく調べたわけではないが、地球上にある言葉の中で最も多いのは、「さ行」の言葉だと思う。なぜなのだろう?

 「さ行」で検索してみると、「さ行発音しにくい」と出てくる。発音しやすいわけでもないのに、なぜ「さ行」の言葉がこんなにあふれているのだろう。

 英語で「さ行」というと、「S」の他に、「th」や「C」で「さ行」になることもある。

 日本語でも「ズーズー弁」という言葉があるくらい、「さ行」は言いにくい。
さ行の早口言葉もあるらしい。例えば、次のようなもの。

佐賀の佐々木三郎さんと佐渡の佐々佐吉さんが去る日酒場で皿の鯖を肴に酒をさしつさされつしていたとさる人がささやいた。

さがのささきさぶろうさんとさどのさささきちさんがさるひさかばでさらのさばをさかなにさけをさしつさされつしていたとさるひとがささやいた。


おーっと、めちゃいいずらそうだ。言えるかな?

結論

結局のところ、なぜ「さ行」の言葉が、日本語に限らず最も多いのか?、という謎は解けませんでした。ご存知の方がいらしたら、教えてくださいね😄。


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