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2023年に読んでよかった本5冊

今年も去年と同様、あまり読書の時間が取れず30冊くらいしか読めませんでしたが、おもしろい本にはいくつか出会うことができたので、特によかった5冊をまとめておこうと思います。

笑い神 M-1、その純情と狂気

今年1冊目に読んだ本が今年のベストになりました。M-1グランプリを軸に、出場した芸人たちの人生を描く群像劇形式のドキュメンタリーです。M-1がいかに芸人たちの人生を変えるものであるかが分かり、また彼らの漫才にかける思いに心を打たれっぱなしでした。今年のM-1も、出場している芸人たちのここまでたどり着くに至った背景を想像しながら観ていました。

以下に詳しくあらすじや感想をまとめています。

砂まみれの名将 野村克也の1140日

ノムさんが阪神や楽天の監督をしていたのは誰もが知ることだと思いますが、本書は阪神の監督を退いてから楽天の監督に就任するまでの「空白の3年間」に焦点を当てたドキュメンタリーです。

自分が野球を1番よく見てたのはちょうどノムさんが阪神の監督だった頃なので、ノムさんの退任についてはよく覚えていますが、その後シダックスの監督をしており、その間どのような人生を送っていたかは知りませんでした。ノムさんがいかに野球を愛していたか、そしていかに選手から愛されていたかが非常に伝わってくる本でした。

イーロン・マスク

イーロン・マスクの伝記です。自分のお気に入りの著者であるウォルター・アイザックソンが手掛けたということで興味を持ち、読んでみました。

TeslaやSpaceX、Starlinkなど、革新的な事業をどのように次々と手掛けてきたのか、そしてそれを実現するための破天荒な経営スタイルなどが詳しく描かれています。イーロン・マスクの存在によってテクノロジーの進歩は何十年も早まっていそうに感じました。Twitterの買収やOpenAIの話など、最近の話題もその背景が詳しく書かれています。

イーロン・マスクがやっていることに比べたら自分のやろうとしていることはなんて簡単なことなんだ!とチャレンジする気概が湧いてくるという副次的な効果もあるのでおすすめです笑

科学的エビデンスにもとづく 100歳まで健康に生きるための25のメソッド

本書では、食事や運動、睡眠など、心身の健康を維持するための方法がエビデンスとともに詳しく解説されています。30歳を過ぎてから健康を意識するようにしていますが、具体的に何をすべきかを理解することができました。健康本を何冊も読むよりもこれ1冊を読む方が、必要な情報を体系的に網羅できると思います。

備忘録もかねて、以下に本書の内容をまとめています。

世界でいちばん透きとおった物語

本書は内容そのものというよりはギミックがすごかったので取り上げることにしました。本書は電子書籍では売られていませんが、読むとその理由が分かります。ネタバレを見ずに読んでほしいので、これ以上は書きません。

イニシエーション・ラブのような衝撃的な伏線回収が好きな人は、本書も間違いなく楽しめると思うので、ぜひ読んでみてほしいです。


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