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最近読んだ本

「引きこもりの7割は自立できる」
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このまま休職が長引いてしまえば引きこもりになってしまうのではないか。
引きこもりと似たような状態にある自分に何か生かせるものが一つでもにつかればいいなという気持ちから手に取ってみました。


本のメッセージとしては、
引きこもりの支援は子供の自立を信じて待つといったものや、親子の対話から始めるという人も多いが、3年以上進展がない場合は長期化し自立のハードルも高くなってしまうリスクもあるので、第三者を挟んで解決を目指した方がよいというものでした。
実際に引きこもりを支援する民間団体の方が、実際の支援事例も入れながら書かれているので説得力があり、少し無理をしてでも家庭内での解決を目指すだけで停滞するより「家族をひらく(第三者を介入させる)」ことにより、子供の社会力を信じて自立を促す方が解決につながる可能性が高いということに納得しました。
引きこもりが長期化してしまうと年齢も上がり就職の難易度も上がるので出来るだけ早く抜け出した方が解決しやすいですし、社会性も成長しやすいと思います。

自分も、仕事に戻れなかったとしても、あと1年は休職出来るからな、、、と半ば冗談気味にですが、楽観的に思う瞬間もありましたが、休んでいる期間が2か月目に差し掛かり、復職できそうなメンタル状況になっても自信のなさからずるずる休職の時間が長くなってしまうのはリスクなのだと感じました。
もちろん、頑張りすぎてパンクしてしまうのは避けなければいけないとは思いますが、今休んでいてストレスが少ない状況に逃げているだけでは、いつまで経っても成長しないし、社会復帰できないなと危機感も感じさせてくれる一冊でした。


実際に引きこもりに悩んでいる当事者の方やご家族の方、少し社会との関わり方につらさを感じている方には最後の章だけでも読んでいただけると、何かヒントが見つかるかもしれません。
「一番嫌でない仕事で食い扶持をつなげ」という言葉は、自分にとって生きるハードルを下げてくれる言葉になると感じましたし、それくらいの気楽さで生きていこうという気持ちになりました。


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