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4週間の✝Intensive Learning✝で仕留める英検1級一次試験 2023/08/11更新

🐬更新情報

2023/08/11 1件Q&Aで回答
2023/05/31 「おまけ(ライティングの構成点が0になる例)」を更新しました。
2023/05/09 全体的に書き直して見やすくしました。
2023/05/09 1件Q&Aで回答
2020/07/15 語彙問題完全制覇の変わった使い方紹介
2020/05/24 1件回答
2020/03/15 1件回答
2020/02/14 2件Q&Aで回答
2019/09/29 穴埋め問題の解き方を紹介
2019/07/21 1件Q&Aで回答
2019/06/08 Q&Aで回答。
2019/05/05 リスニング、ライティング対策を加筆。Q&Aで回答。
2019/05/23 ライティングの土台固めについてQ&Aで回答。お勧めテキストも紹介。

🐬内容紹介

私自身の英検1級の学習経験および英語ジムらいおんとひよこでの指導経験を踏まえ、どのように英検1級の一次試験対策をするのが効率的かをpart別に詳しくお話していきます。
現場でどのように解くのか、というよりはどのように学習を積むのかということが中心です。
具体的なテーマはas follows:

①英検1級一次試験合格に必要なもの
②血反吐を吐きながら頭に詰め込め!語彙問題対策
③とにかく過去問!過去問!過去問!リーディング対策
④シャドーイングで攻略!リスニング対策
⑤嘘でもいいからミスなく書こう!ライティング対策
⑥実録!ひょーどる自身の受験体験記(ブログの体験記を再編)
⑦Q&A

ブログの方では「私が実際にどういう対策を行ったか」を紹介していますが、こちらの方ではらいひよでの指導経験を踏まえて「今ならより効率的にどういった対策を行うか」をお話します。

ちなみにタイトルが「4週間で仕留める」となっているのは、実際に私が4週間で対策を行ったからです。
大学の定期試験が12/25に終了してから、1/24の英検一次試験まで、対策できるのは4週間。
この限られた学習期間でIntensive Learningが最大の効果を発揮しました。

🐬英検1級一次試験合格に必要なもの

1位:ライティング能力

2016年度から新形式になって堂々の1位になりました。
正味な話、ライティングでコケたらリスニングとリーディングがそこそこできていても(80%くらい)落ちます。
ライティングで80%切った状態で受かるのは至難の業と言えます。

2位: 語彙力

リーディング41問中25問が語彙問題です。
No.38-41のめちゃ長い長文読解の1問とゴミみたいな単語穴埋め問題が同じ配点です笑
極端な例ですが、語彙問題で満点(25点)を取れば、残る16問すべて適当にマークしても期待値は29点(得点率70.7%)となり、合格点を超えることができます。

🐹<正直なところ試験制度の不備だと思うのですが、今はこの穴を突いてライティングと単語だけやって合格する方が多いです。個人的には早くどうにかしてほしい…。

なんにせよ、とにかく語彙が難しい試験なので、ボキャビルからは逃げることができません。
とはいえ、後述するようにボキャビルの仕方を工夫すれば語彙、リーディング、ライティング、スピーキング、背景知識を同時に鍛えられるので、むしろブレイクスルーのチャンスだと捉えてもいいと思います。

3位: 背景知識

この重要性は、英検を指導する側に回ってから初めて知りました。
まず、世界史と政治に詳しい人が圧倒的に有利です。
この分野からの出題率が非常に高く、また出題される内容の多くが日本の高校生レベルだからです。
ここ数年間で出たテーマでいうとアメリカ独立戦争、ローデシア植民地、北アイルランド問題など。
理系的な話題も出るには出ますが、医学や生物学の専門性の高いテーマが多く、理系だから有利ということはほとんどありません。
背景知識の有無で、読解速度および内容の理解度、ひいては正答率に大きな差が生じます。

4位: 要約力

ここでいう要約力とは、パラグラフ単位で本文の情報を一元化・抽象化する能力のことです。
リーディングでもリスニングでも重要な力です。

5位: 精読力≒英文解釈力

当たり前といえば当たり前ですが、単語がわかっていても読めなければ無意味です。
さらに、英検は、解答根拠を精読が難しい部分に配置することがほとんどです。

6位: 愛

結局、最後に勝敗を分かつのは愛だよ。愛。
敗北を抱きしめて。

さて、ではいよいよpart別対策について書いていきます。
1ヶ月間といっても学生か社会人かでだいぶ事情が異なると思うので、作業ごとに
かけるべき時間の目安
優先度(最優先、優先、できればの3段階表示)

を書いていきます。

🐬血反吐を吐きながら頭に詰め込め!語彙問題対策

英検1級を受けるぞ!と決めてから、何よりもまず過去問に取り組んだのですが、その際に印象的だったのが語彙の難しさです。

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🔺オレンジ色でハイライトしてあるものが、私が対策を初めて6日目時点で知らなかった単語です。つまりほとんど。笑
ここから本番での正答率84%まで一気に持っていきました。

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改訂新版 英検1級100時間大特訓/植田 一三

いの一番に取り組むべきはこれ。
この本の位置づけは「総合対策書」ですが、ほとんど語彙本として用いました。
1993-2016年の過去24年間のデータをもとに頻出語彙が選定されており、かつほとんどの単語・熟語にコロケーションおよび音声が収録されています。

詳しい使い方を書いていきますね。

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