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グラウンディング型とスカイ型①

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世の中には、たくさんの分類の仕方があります。血液型や星座などで特徴を見出そうとする人もいるでしょうし、やせ型や肥満型などの体型による分類をする人もいます。

ボディワークにも、分類の仕方がいくつもあります。今日はそのうちの1つ、「グラウンディング型とスカイ型」について紹介をしていきます。

どちらの傾向がより自分に強いかなと思いながら、読み進めてください。それによって、個性の活かし方や生活の中で気をつけると良いことなどがイメージしやすくなります。

2つのタイプにはそれぞれ長所と短所、向き不向きのようなものがあります。短所となる部分に時間を割くことでバランスがより取れて、日ごろの悩みが解消するかもしれません。長所となる部分に時間を割くことで、才能がより発揮されて充実した日々を送ることができるかもしれません。

グラウンディング型

まずはじめに、グラウンディング型について紹介します。グラウンディングとは、「地に足がついている状態」「大地にしっかりと根差して立っていること」を指します。心理的にはフワフワと浮き足立っていません。「Now and Here(いま、ここ)」と禅や瞑想の世界でも言われ、このグラウンディングした状態を重要視しています。自分という存在がはっきりと在るという状態です。

次に、スカイ型の特徴をみていきましょう。

スカイ型

反対のタイプの人が、スカイ型の人です。文章や絵を描くことが好きだったり、クリエイティブな才能のある人が多いことはスカイ型の特徴です。天に向かって伸びていくような「軽やかさ」「伸びやかさ」があります。

松井秀喜とイチロー

元巨人で大リーグでも活躍した松井秀喜さんは、グラウンディング型の代表的な著名人です。長年、ボディビルで活躍されている合戸孝二さんもグラウンディング型の印象を強く感じます。興味があれば、画像検索などで調べてもらってもいいですが、農耕民族的な雰囲気が感じられると思います。強い足腰に支えられているドッシリとした身体です。

元オリックスで同じ大リーグで活躍しているイチローさんは、スカイ型の著名人です。文化人や芸能人などの分野ではスカイ型の人が大半ですが、スポーツの世界ではグラウンディング型の方が多い中、イチローさんはスカイ型です。哲学的な雰囲気だったり、スマートな印象を感じる人が多いかもしれません。ダルビッシュ有さんも非常にスマートで、スカイ型の選手です。

グラウンディング型の長所と課題

スカイ型のイチローさんやダルビッシュさんの足腰は強くないのかというと、そんなことはもちろんありません。ですが、元々の性質としての特徴はスカイ型だと思います。より足腰を強くすることに努力することで、本来の長所の伸びやかさや軽やかさをより引き出しているように感じます。

グラウンディング型の人はドッシリと安定感があるものの、柔軟性や伸びやかさに欠けているとも言えます。そういった人はボディワークの中でもより伸びやかさを意識したトレーニングをすることや、身体の緊張を緩めるような時間を意図的に持つことをお薦めします。

グラウンディング型の人は地に足ついている状態なので、どんな環境でも適応自体はしやすいと思います。野球でもサッカーでも、ほとんどのスポーツでは地面をしっかり踏める(蹴れる)能力が求められます。

ただ、スカイ型の人に向いているバレエやフィギュアスケートなど「伸びやかさ」や「軽やかさ」「芸術性」が求められる分野にはあまり向いていません。もちろん、趣味だったり、自分の成長を目的にする場合は問題ありません。「プロを目指す」「レギュラーをとる」「大会で優勝する」などの結果を強く求める場合は、自分に合ったものを選択した方がいいと思います。

スカイ型の長所と課題

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