3・26、またはばったり同僚と会っても大丈夫

 3月26日(日)
 朝から雨。背中の凝りが収まったら、肩付近が顕著に煩わしい。あぁきっと本当に頚椎にガタがきているのだろうなぁ、と弱気なのは「坂の上の雲」で正岡子規が弱り果てていく様を追っているから。いいや、強い気でいよう。それにしても、ぐるぐる動かしておかないと凝りが気になって仕方がない。

 雨なので、ごろごろ致し候。昼になり、ごはんを食べねばならない。そう、薬を飲むために。食事に向かうモチベーションが薬のためというのはなんと空しいことか。「なんでこんなにうまいんか分かれへん」みたいな雰囲気のふざけた名前の袋めんを作って食べる。冷蔵庫に野菜やお肉があることの心強さよ。入れられるだけ入れて食べる。

 昼さがり、まだ雨は少し降っているけれど外出したくなり、準備。歩いて行けるショッピングモールに行く道すがら、前から同僚の方がパートナーと歩いて来るのが見えた。今期途中離脱した身、たぶんこれが一か月前とかなら気まずさからこそこそ隠れてしまっていただろう。でも、ひとまず一年が終わった。自分の中でも、然るべき人たちと然るべき言葉を交わし合えたこともあって、今はさほど気まずさはなかった。だから自分から声をかけた。

 その同僚の方も、僕と同様、4月から新天地。とても明るく、5分ほど立ち話。もうこれだけで、今日外に出た価値があったなぁと思う。それにしても、毎年、人事は激震だ。こればかりは慣れることがない。

 ショッピングモールでは、チョコレート店のみ。お返しのチョコを見つくろって買う。むろん、自分用にも1つ。どこかでコーヒー、と思うも休日のこのモールでは空席はなかなか見つけられない。

 連絡橋を渡って戻ってくる。結局、居心地の良さを知っている、朝よく利用するFに。リッチなクリームパンとコーヒー。noteを書いて、読書。自家発電できるのではないかと思うくらい、腕をぐるぐる回している。

 今日は自炊をサボることに。そんな気分。Oでお弁当とカップみそ汁を買って帰る。入浴、肩中心に浸かる。ちょっと湯が熱すぎた。ラジオではいつもとは違う特番。リスナーの電話相談が切実。全力で受けて立つパーソナリティも、良い雰囲気。かなり、エネルギーのいる仕事だろうなぁ。固唾を飲んで、のぼせ気味に湯船の中で聴き入りました。

 上がってちょっとベランダにて夜風クールダウン。ごはんを食べて、ちょっとYouTube。薬をのんで、コアラのマーチのフランクミューラー味を食べる。別種の薬をまたのんで、一番良い体勢で「坂の上の雲」。正岡子規が夭折した。ホットアイマスクを目に乗せ、渋滞多発(と思われる)自分の血行を想いながらいつのまにか眠る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?