令和元年の9月29日は正岡子規のように野球をしませんか?

「春風や まりを投げたき 草の原」

その句が掘られた句碑は、正岡子規記念野球場で存在感を示しています。

その野球場は、美術館が数多くある上野公園のなかにあります。

歌人の正岡子規は大学予備門の仲間達とよく上野公園で、野球をしたそうです。

歌人の子規は、野球が日本に馴染みのなかった明治時代、俳句や短歌、随筆、小説に野球を描いて、野球の普及に貢献しています。

またベースボールを「弄球」と

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リノベーター正岡子規(5)(1993)

第5章 デカダンスとしての命数論
 子規は、『死後』(1901)において、死をめぐる「主観的の感じ」と「客観的の感じ」について次のように述べている。

 併し死を感ずるには二様の感じ様がある。一は主観的の感じで、一は客観的の感じである。そんな言葉ではよくわかるまいが、死を主観的に感ずるというのは、自分が今死ぬる様に感じるので、甚だ恐ろしい感じである。動気が躍って精神が不安を感じて非常に煩悶するので

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リノベータ―正岡子規(3)(1993)

第3章 写生文
 子規は、『再び歌よみに与ふる書』(1898)の冒頭で、「貫之は下手な歌よみにて古今集はくだらぬ集に有之候」と挑発的に言っている。古今集は前近代における和歌の規範である。それを否定することにより近代短歌のアイデンティティを示そうとしている。蒼乃一方で万葉集を高く評価している。自らの運動を歴史的に位置付ける際、直前の流れを否定し、その前に遡航することはしばしば取られる戦略である。もち

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リノベータ―正岡子規(2)(1993)

第2章 文学ジャンルと言文一致
 子規は俳句を文学ジャンルとして分類することをその活動の出発点としている。文学ジャンル論は実用主義・機能主義的考察である。その際、文学的な言語使用と非文学的なもの鵜を区別し、様相を定義・分類して、導き出せる規範的規則を明示化する。

 子規が取り組んだことは俳句を詩に分類することである。子規は俳句が短歌と相互に独立しながら、いずれも詩の範疇に属するという体系を構築す

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リノベータ―正岡子規(1)(1993)

リノベーター正岡子規
Saven Satow
Oct. 31, 1993

久方のアメリカ人のはじめにしベースボールは見れど飽かぬかも。
打ち揚ぐるボールは高く雲に入りてまたも落ちくる人の手の中に。
今やかの三つのベースに人満ちてそぞろに胸の打ち騒ぐかな。
正岡子規

第1章 子規にとっての俳句
 子規は文学のリノベーターである。日本文学を古典から近代へと変革する際に多大な貢献をしている。子規は既

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終戦の日ー敗戦の日、九連敗の日に考えた。それでもやっぱり野球は素晴らしいのだと。

110試合目 2019 8/ 15 F×M 0対6 東京ドーム

2019 8月15日 なす術もなく、千葉ロッテマリーンズに0対6で敗れる。3カード連続負けの9連敗。

7月、大きく勝ち越したファイターズは、首位ホークスに0.5ゲーム差に迫り、優勝を目指し戦っていた。8月に入ってツキが変わったら嫌だなあと案じていたら…1日に負けてから、15日になるまで、ファイターズは、わずかに1勝しかしていない。

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SNS文章が巧くなりたければ正岡子規に学べ!【補論:正岡子規は日本語そのものの自立の為に戦っていた?!「母国語を守る」ということの意味】

過去五回に渡って正岡子規の俳句論をWeb文章論に翻案する試みをしてきましたが、今回は、そこで語りきれなかった補論となります。

正岡子規の『歌よみに与ふる書』の中に、以下のような印象深い箇所があります(※現代口語に直した上で、私なりに意訳しています)。

「和歌とは古今和歌集以来の伝統的な言い回しを守ることだ、そしてそれこそが日本語を守る道だ」という人もいるが、間違っている。それではまるで弓矢で西

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人口問題など本質的危機に警鐘を鳴らし、地域創生を訴える藻谷浩介さん

20年前から地域の人口減少によって必然的に起こる問題に警鐘を鳴らし続け、テレビ・新聞・講演会で訴え続ける藻谷浩介さんにお話をお伺いしました。

藻谷 浩介さんのプロフィール
活動地域:全国
出身:山口県周南市
経歴:1964年山口県生れ。平成大合併前の約3,200の市町村のすべて、海外109ヶ国を自費で訪問。地域特性を多面的に把握し、地域振興や人口問題、観光振興などにに関して精力的に研究・執筆・講

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