見出し画像

自由創作のアトリエ

平日は事務員、月1回の日曜日は自由創作アトリエを開いている。
2011年からはじめてようやく7周年を迎えた。いま、7執念と変換しかけて、まさに執念で続けたようなものだ。

このアトリエの対象は、5才くらいから12歳くらいまでの子ども達。以前は3才くらいの子ども対象としていた。何をするところか?文字通り、課題を決めずに部屋にある素材を自由に使ってする工作だ。子どもが自宅で過ごすとき、何割かの子どもは何かこちゃこちゃと物づくりをしていると思う。その時、親や保護者は特段あれこれと指示をしたり、もっと良いものを作れというような声がけはしていないと思う。
ただ、義務教育を受ける段階にすすむと、学習指導要綱に則った採点方式の教育を受けるようになる。そして他者の判断によって、子どもが作るものが評価されるようになる。

このアトリエでは、そういった「評価される」ことから離れて、好きなように表現してもらえる場を作っている。
と書いていても、ぜんぜん場の雰囲気が伝わらない・・。とにかく、長方形の粘土を重ねてガンダムを作ってもよいし、バルサ材をひたすら積み上げてもよい。モールにビーズを通してブレスレットにしてみたり、ペットボトルに色水を大量に作ってもよい。作ったもので人を叩いたり、周囲の子どもの作品を壊したりしない限り、こちらも注意はしない。

考えてみると、自分の中学高校時代の美術部の活動もそんな感じだった。何をやったらよいかわからないときは、ポスターコンクールなんかに出品もしたが、そのほかは思いついたことをして過ごしていた。
子ども達にそれと似た創作体験をしてもらっているのだと思う。

さて、このタイトルではアトリエでの出来事や作品の一部を紹介していく予定である。そのほか赤字すれすれの運営の内側や、しばらく赤字のアトリエをどうやって続けてきたか、そのあたりをぼちぼちと記していく。
子ども向けのイベントを考えている方は、よかったらご覧ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?