ぴん

本が好きです。 でも読んだ本の要約とか解説はできません。 それを読んだときの私の気持ち…

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本が好きです。 でも読んだ本の要約とか解説はできません。 それを読んだときの私の気持ちだけ。

最近の記事

今できることを

#能登半島地震 #緊急支援 #READYFOR #クラウドファンディング 住んでいる場所が違うだけで、 不安な日々を過ごす人がいる。 少ししか力になれない。 でも、少しでも力になれれば。

    • れんげ荘

      夢にゴールは無いのかもしれない。 本書を読んで、私が真っ先に思ったこと。 主人公のキョウコは、実家暮らしの高給取り。 でも、仕事や親の愚痴、 流行に左右される日々の生活に疲れて 突然仕事を辞めて、古いアパートに一人暮らしをする。 嫌気がさしていた日々にさよならをして、 やっと迎えた何も考えなくていい日々。 仕事をしなくていい。 人間関係に疲れることもない。 親の愚痴を聞きながらの食事もない。 望んでいた最高の生活のはずなのに、、、。 キョウコは度々悩みを抱える。

      • ウラ・百花

        きれいな言葉と、 読み易く修正された文章だけじゃ、 私の本音が見えない気がして、 【ウラ・百花】を。 私がこのnoteを始めた時から、 ひそかに読んでくれている人は、 身近にたくさんいて。(有難い) 前に、そのうちの一人から、こんなことを言われた。 「なんか言ってることが難しくなってる」と。 それを言われたときは、 ??? だったけど、 最近やっと意味が分かってきた。 始めた頃は、 誰かに読まれることなんて全然意識していなくて、 見られたら恥ずかしい日記のように、

        • 百花

          1日半かけて読んだ。 その1日半で、私はどれくらいの涙を流したのか。 1年分、一生分、、 いや、時間には換算できない涙を、 溢れるままに流した。 その涙は、 この物語に共感する涙と、 物語に自分の過去を重ねた涙と、 近いのか遠いのか分からない未来を想像した涙。 人はなぜ、 後悔をするのだろうか。 しかも、 誰かが亡くなった時に限って、 「もっと優しくしていれば良かった」 「もっと一緒にいてあげれば良かった」 「もっと、、、」 「もっと...」 戻すことのできな

        今できることを

          スター

          初・朝井作品。 この本も、 私の「読みたい本リスト」にあって、 (いつ入れたのかはこれまた不明) 読んでみたら…… めちゃくちゃ面白い! 今までは、 本を読むと、 その内容だったり、感情だったりが 自分の体内をぐるっと巡って、 自分の経験や体験と混ざり合って 感想や想いが出てくる感覚だけど、 今回は、なんていうか、 ただ体内を巡るだけじゃなくて、 隅々の毛細血管までもが痺れるみたいな(笑) もっと長く、もっと深く、もっと濃く、 私に訴えるものがあった。 一回読んだ

          その扉をたたく音

          瀬尾まいこさんの作品は ラストで泣かされる。。。 「そして、バトンは渡された」 に続いて読んだ本作。 あらすじを知らず、 ぱっと本棚から取った一冊。 メタモルフォーゼの縁側を見た後だから 勝手にリンクさせちゃうけど、 何がどうなるのか分からないのが人生 って 本当なんだな〜。 ちゃんと就職して日々働く人が偉くて、 親の脛かじりでフリーターの人が落ちこぼれで、 お金持ちが優位で、 貧乏が劣位。 …なんていうことは決してない。 それに、何かを始めるのに 遅すぎることもな

          その扉をたたく音

          メタモルフォーゼの縁側

          映画やドラマも 本と同じくらい好き。 だけど、 映画よりも 原作を本で読みたいな〜と思うことは多くて。 2時間の映像よりも、 ゆっくりゆっくり 自分の頭の中で いろんな情景を想像しながら 楽しむ本には、 数えきれない可能性と魅力があるわけで。 だけど、この 「メタモルフォーゼの縁側」は たった2時間が濃くて、あったかくて、 ふわっと優しく背中を押してもらえた作品。 目をつぶって 手をぎゅっと握って 伝えたい ありがとう。

          メタモルフォーゼの縁側

          砂漠

          前回の記事でも触れた本書、 『砂漠』 ついに借りられました(パチパチ) 個人的に忙しい時期で、 時間をかけて少しずつ少しずつ読み進めた今回。 大学1年、2年、3年、4年、 春、夏、秋、冬、、、 読み進めながら 自分の学生時代を振り返る。 あんなことや、こんなこと。 しっかりと「思い出」として 心に残ってるもんだな〜。 「確かに、生きていくのは、計算やチェックポイントの確認じゃなくて、悶えて、『分かんねえよ、どうなってんだよ』と髪の毛をくしゃくしゃやりながら、進んでい

          アヒルと鴨のコインロッカー

          本好きの素敵な友人から 伊坂幸太郎を紹介されて。 『砂漠』を借りようと図書館へ行ったら、 見事に貸し出し中で。 ふと目に留まった本書を借りた。 借りた本を助手席に置いて帰る車中。 早く読みたいとワクワクする気持ち。 あぁたまらない。 現在と過去を自由自在に行き来できる 何者かになったように 読み進めてく。 丁寧な描写で 私が今その場にいるような感覚にもなるし、 空の上から俯瞰しているような感覚にもなる。 この世界にはいろんな人がいて、 その人一人ひとりに 過去と現

          アヒルと鴨のコインロッカー

          生きづらさを緩和するために表現をする。 マイナスがあるからプラスが生まれる。 陰があるから光が美しく見える。

          生きづらさを緩和するために表現をする。 マイナスがあるからプラスが生まれる。 陰があるから光が美しく見える。

          イヤシノウタ

          タイトルのままに、 心地よい癒しが、 本から指先に伝わって心へ。 こんなにも短い話でも、 私の心は十分というほど癒されて 手元に置いておきたいと思う本。 焦りやイライラや嫌な感情がまとわりつくとき、 この本でリセットしたい。 先日電車に乗っていて、 外は雨で、みんな傘を持っていて、 私の隣に座る人も傘を股に挟んでた。 隣の人はカクンカクンしながら眠っていて、 ある時、カタンと傘が倒れた。 電車の中は結構人がいて、 私たちの前にもつり革につかまる人たち。 目の前に立

          イヤシノウタ

          出会いなおし

          この間、久しぶりに絵都さんの作品 『できない相談』を読んで、 続けて絵都さんの作品が気になり借りた本。 (もっぱら図書館通いが続いてる…) 絵都さんの描く世界は、 現実の「私」が訪れるのではなくて、 現実とは違う「私」が足を運び、 読んでいる間は時が止まるような、 現実と乖離しているような感覚になる。 だから、本を閉じると 急に現実を感じる。 『できない相談』を読んだときは、 本を閉じて思わずニヤッと笑みがこぼれた。 『出会いなおし』は、 フ―っと息を吐いて目を閉じる感

          出会いなおし

          青い鳥

          図書館にて、何を借りようかと迷った時 「読みたい本リスト」を開く。 その一番上には、 いつ入れたかも思い出せない 「青い鳥」の文字。 どんな話かも分からなかったけど、 過去の自分が読みたいと思った本。 やっと読むことができた。 全ての短編に共通する 「吃音」 きっとこのキーワードが引っかかって 読みたくなったんだと思う。 重松清さんの本、何冊か読んでるけど、 やっぱり好きだ。 綺麗事だけでは語れない世界を、 人間らしく不器用に生きる人たち。 その不恰好さが、好き。

          青い鳥

          ライオンのおやつ

          トルコの大地震のニュース。 家族4人を亡くしたという男性。 昨日は妻と息子の遺体をがれきの下から出して、 今日は妹と甥の遺体を出したと 真顔で語る。 娘を亡くしたという男性。 娘の衣服を顔にこすりつけて 大号泣している。 かわいそうというか、気の毒というか、 苦しい。 こういうニュースを見ると、 どこか他人事のように思いながらも、 苦しくて、目をそむけたくなる。 やっぱり、「死」というのは「悪」だ。 とも思う。 でも、ライオンの家にいた人たちの「死」は、 美しくも思

          ライオンのおやつ

          Hello, Work!(LUKE magazine)

          仕事を始める前は、 ただ漠然と、 日々業務をこなすだけの仕事はしたくないな と思っていて。 でも、 仕事を始めて気づくと、 慣れなのか、 こなしてしまいそうになる自分がいて。 毎日起こることや感じることは違うにしても、 流れというのは決まっているから、 その流れにのって、 、、、。 うん、こなしちゃってるわ。 毎日新しいことを考えてやったり、 いろんな土地に行ったり、 たくさんの人との出会いがあったり、 そんな仕事を求めていたけど、 今の私は、そんな仕事について

          Hello, Work!(LUKE magazine)

          かみはこんなにくちゃくちゃだけど

          私がもし、今、 死ぬ3時間前にいるとして、 「あなたの人生のハイライトはなんですか?」 「一番幸せだった時はいつですか?」 と聞かれていたとして、 果たして私は、なんて答えるんだろう。 「いつかかしゅになりたいの」 「かみはこんなにくちゃくちゃだけど」 から始まる、この絵本。 左側のページには、どこかポジティブであたたかい言葉。 右側のページには、少しネガティブでかなしい言葉が続く。 「きょうはれいぞうこにプリンがはいってるの」 「せけんはくらいニュースでいっぱいだけ

          かみはこんなにくちゃくちゃだけど