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コンパッション・フォーカスト・セラピー(CFT)とは?ごく簡単なまとめと、個人的な感想

明日は診察日。

前回、コンパッション・フォーカスト・セラピー(CFT)という療法を主治医が教えてくれていたことを今更思い出し、論文作成の合間に慌てて調べている。

以下、核となりそうなことをまとめてみる。

〇創始者はポール・ギルバート
自己批判をしやすい人や恥の感情が強い人を対象にイギリスで開発された

※イライラしやすい人にも効くかも?
怒りの背景にどんな傷や苦しみがあるか、目を向ける練習をするらしい

〇コンパッションという語には「慈悲」「思いやり」「共感」などという意味が込められている

※「自分や他者が苦しんでいることに気づくこと、それを積極的に和らげようとすること」という2つの側面がある

〇思いやりを示されたときの反応は以下の5つに大別される

1.温かさ:
温かさを感じる

2.違和感:
やさしくされる価値はないと思う

3.フラッシュバック:
過去の記憶が思い出される

4.回避:(親密性の回避)
距離をとって反応する

5.不安:(見捨てられ不安)
見捨てられ不安を感じる

※4、5は親など養育者との関係で形成される

※1の状態に至るのが最終目標
4、5を愛着システムの改善により乗り越えると2、3に直面するがこのままでは身体全体で思いやりを感じることはできないためCFTを通じて、思いやりに温かさを感じられるよう練習する

〇心の中の安心感や温かさを段階的に経験することで心理的問題を改善していく

※「コンパッションのはしご」というトレーニング法がある

瞑想などを含むマインドフルネストレーニング⇒呼吸法⇒安全な場所をイメージ⇒優しくされた経験を思い出す……というように「はしごの下から上に向かって」練習していくらしい。

〇仏教とも関連が強い
※八正道の考えが組み込まれている

〇コンパッションには3つの流れがある
1.自分へのコンパッション
2.他人へのコンパッション
3.他人からのコンパッション

※自他を区別できない脳のしくみにより、1〜3は全て相関関係にある

1〜3のどこかが高まると全てが高まるとのこと。
どこから高めても良いけど、慢性的に心理的に苦しい人は3から高めるのがおすすめだとか。
つまり主治医からの思いやりぐらいは素直に受けとめられるといいよね、という感じ。

(正直な感想)
慈悲や思いやりなど光属性の語が多く、基本的に闇属性の私は要素だけで怖気づいてしまいそうな療法。

この反応こそ愛着システムが残念な証拠であり
、改善の対象だと分かりつつ、拒否反応を感じてしまう。
(手に入りそうにないものは仮に欲しくても欲しくないふりをする。むしろ憎しみや無関心で塗りつぶすという悪い癖が出ているかも)

さらに瞑想も呼吸もうまく集中できず、苦手意識がある。

八正道は「正」という字がこれでもかと踊りまくるし、そこに合致する思想や言動を掲げたことなどないので勝手に責められているような気になるし、あなたが求める正しいって何?と言いたくなる始末。

以上を踏まえ、私には合わない療法かもなぁ……というのが正直なところ。

でも自分へのコンパッションを高めることは自分をありのままに認める(こういう表現も苦手だが……)=「自分の弱さ」と向き合う第一歩になるらしい。

そういう意味では、目下の課題である「完全性への希求の緩和」とも関連が強そうで気になるけど……。

どんな意図を持って、先生は私にCFTを勧めてくれたのか聞いてみようかな。

聞かれても困るかな🥲苦笑

参考
https://neuromind.jp/ishimuraikuo_cft/

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