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2019/12/24 桑原弘明 Scope展@スパンアートギャラリー

銀座のスパンアートギャラリーへ桑原弘明さんのScope展を見に行く。昨年は訪ねられなかったので、2年ぶりだ。

今年はオブジェ1点「真っ白な永遠」とScope4点「月光銀」「夢の影」「Rose」「夜のない星」の合わせて5点展示されていた。

桑原さんの作品は、昔知人に紹介してもらって以来、できるかぎり見に行くようにしている。桑原さんのScope作品は、実際に自分の目で見てこそ、その強烈な美しさと不思議さが分かる。実際に見ても、作品に込められた寓意を捉えきることができるわけではないけれど、こればかりは、本当に「見てこそ」なのだ。

どの作品も掌におさまるほどの小さなものだ。しかし、その中には世界が詰まっている。空間だけでなく、時間までもが閉じ込められている。100年、いやもっと前からそこにあるような、そんな世界がスコープの先に広がっている。仕掛けがあることが分かっていても、桑原さんの作品を見るたび、わたしは魔法をかけられたような気持ちになる。桑原弘明という作家は、現代に生きる魔法使いではないか。彼ならば、乱歩「押絵と旅する男」に登場するあの「押絵」を作ることさえできるのではないかと思ってしまう。

いつかScope作品を1点手に入れられたらと思うけれど、見果てぬ夢だ。せめてもの慰みにポストカードを眺める。


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