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【TOEIC⑨】リスニング力が確実にスコアアップ!戦略×テクニック

TOEIC専門オンラインスクール「コレダケ」での12週間短期集中対策コースも3週間目を迎え、ようやく慣れてきました。これまでパート1、2とやってきて、ついに今週からパート3対策に入りました。今回は、TOEICパート3で超使える実践的な対策について学習しました。学んだことを復習のためにアウトプットします。

実際の会話あるある「誰が」「どうした?」の大混乱

パート3は、会話文から意味を読み取り、回答をマークシートに記入していくもので、パート1とパート2に比べて、少し話が複雑になってきます。というのも会話をしているのが2人とは限らず、3人以上という場合が多いからです。私も英会話をするときに相手と自分と2人だけのことを伝えるときにはなんとかなるのですが、友達の話などが入ってくると、主語も動詞も複雑になり、さらに誰が何をしたかがよくわからなくなってきます。

パート3は、まさにそんな状態で、ある程度会話に慣れている人でも大変だなと思うところです。しかも、TOEICの場合は細部までしっかり聞き取らないと回答できない箇所もたくさん。

普段、私は人と話すときにけっこうざっくりと聞いて意味を取って回答してしまうので、このパート3部門を鍛えることによって、日常会話も正確に聞けるようになってくるんじゃないかと思います。


https://note.com/pino2021/n/n57835f041d47

丸腰で挑むべからず!事前の試験対策は必須!

今日のレッスンは、日本人講師による3時間コース。これまでパート1で音声変化についてベースを学び、パート2で基本的な質問や依頼文の型について学びました。この3時間コースの前半は、先週の学習の振り返りやモチベーション管理、課題の進捗などについて、講師を含め受講者同士で話し合いをしました。ここはまだ公開していませんが【TOEIC⑦】として明日公開します。

後半は、パート3の超具体的な試験対策について。このパート3で大事なことは、リーディングによる先読みをすること。パート3はリスニング部門になるので「聴くことが大事」と思うかもしれませんが、実は質問と回答を事前に読んで理解しておくことで、聞くときに「誰が」「何をしたか」という部分に集中して聞こえるようになるのです。ここでは、リーディングのスピード、正確さ、深さを大切にすることがスコアアップにつながります。

それぞれ具体的に紹介していきましょう。

パート3「4つの問題タイプ」

1:森問題……全体を問う問題。単語をいくつか聞こえれば理解できる。そのため回答は最後でもOK。

2:木問題……森の中の1本の木について聞かれるもの。9割5分聞き取った場合でも、肝となるところが聞こえなかったら答えられない。「誰から」「何を」聞きたいのか。疑問形は平叙文に戻して考える。必要な情報以外は、聞こえなくても大丈夫!ほかの問題の先読みに時間を使うこと。

3:意図問題……‟○○といった意味はなんですか?”この部分だけ理解し、回答できればOK。

4:グラフ問題……グラフにあって選択肢にない単語を聞く。

※公式ブックの各パートごとに書かれている説明文を熟読し、整理すること。

固有名詞対策

固有名詞は聞き取りずらい! しかし固有名詞が設問に書いてあることも。そんなときは、まずその固有名詞を音読しておくこと。そうすることで聞き取りやすくなる。必要に応じて「意図問題」を捨てる決意を!選択肢が長い問題も同じく。

3人会話対策

登場人物は男男女、または男女女など。設問に人物の固有名詞が入っている場合、3人問題になる可能性が高い。設問に「men」「women」が出てきたら3人会話問題と判断する。

同性同士の声の違いが感じづらい場合は、国籍ごとの発音の違いに注目する。女性2人だったらアメリカ人、イギリス人など、話す英語に違いがあるので、どっちの人が話しているのかを判断しやすい。

グラフ問題のコツ

選択肢の中でグラフに出てくる単語が読み上げられる。もしグラフに出てくる単語が2つあったら、後半に出てくる単語のほうが正解になる場合が多い。数字に関しては、一番大きな数字か一番小さな数字になることが多い。注意事項として数字が2つ出てきたら、後半に出てきた数字になることが多い。

選択肢の先読み

やってもやらなくてもどちらでもOK。まずは両方試してみること。選択肢の先読みをすることでうまくいかない人もいるので、その場合は自分のやりやすいほうでやること。

選択肢は、質問に紐づけて考える。選択肢が短いものはすべて読み、頭の中で言語化すること。たとえば「なぜ彼は喜んでいますか?」という質問があれば「彼は何に喜んでいるのか」を意識して聞くことができる。

選択肢が長いものは、キーワードだけ拾い頭の中でイメージしておく。同時に、重複している部分は読み飛ばすことで、時間を短縮することも大切。

心構え

とにかく先読み、リーディングが大切。全部聞き取れなくても全問正解できる。ストーリーを全く終えなくても全問正解することも可能。基本的には、質問の順番通りに答えがわかるようになっているので1問ずつやっていくこと。

いい意味での「諦め」も大事。思い出せないものはその場で諦め、どんどん回答していく。思い出せないものを思い出すことに時間を使うよりも、先読みして「誰が何をするのか」に備えておいたほうが正解につながる。

「誰から何を聞こう」という意識を持って、整理して先読みできるようになると、ワーキングメモリー(脳の作業台)が広く使えるようになる。それによって記憶の保持ができるようになる。

めざすところ

常に先読みをして頭の中を整理。問題タイプ別に解き方を習得しておくこと。ここは先読み練習ドリル(コレダケで宿題として出されたもの)を繰り返しやることで身についてくる。

解法テクニック

基本は「木」問題に目を落としながら聞く……正確に聞き取れなかったとしても、選択肢にあるキーワードらしき単語があった場合は、素直にそれに〇をする。正直、これだけでかなり正解できる。

マークシートに記入する時は、まとめてやる。1問ずつ塗りつぶしているとそれだけで時間がかかってしまうので注意。

ツーフィンガー法……回答がAだと思ったら指を1本置き、次の回答がBだと思ったらBに置く。地味だけど意外と効果がある方法。

先読み……問題を読み上げている間に、どの回答があっているかを予測して回答にチェックを入れておく。最初の質問文を読み上げているときに、3問ほど先の問題を読んでおく。先読みリズムをつかんでおくと、かなり時間を節約することができる。

上記が理想パターンだけど、現実はそう甘くはない。最初の問題でつまづいたらどうするか。問題文は読み終わっているけど、まだ予定した部分が終わっていない。たとえば、質問文が「33」を読んでいるときは「34」の問題を解いていてもいいけど、「34」の問題を読み上げ始めたら、もうそこで考えるのはやめて次の問題に移ること。それによって一定のリズムを保つことができる。

まとめ

パート3は、リスニングではなくリーディングの問題ととらえる。そのため問題を先読みし、タイプ別に分類しておくことが大切。先読みでは「誰から」「何を聞く」かに注目すること。固有名詞は、地名なのか人の名前なのかを事前に判断し、そこから話の内容を予測する。わかりにくい場合は音読しておくと、リスニングしたときにすぐに頭に入りやすい。

グラフや意図問題、選択肢が長いなど、回答が難しいと思われるものは避けてOK。泊まらず先に進むこと。とくに、回答となる選択肢が長いとそれだけで読むのに時間が撮られてしまうため、キーワードとなりそうなところはなにかを見つけて先に確認しておくこと。それだけでずいぶんと時間の節約になる。

男性、女性が出てきた場合は、会話が複数人になる可能性大。職業や立場の他に、発音やイントネーションなどから、誰が話している言葉なのかを判断すること。ただ単に「TOEIC試験の会話」と思って聞いているとおもしろくないので、探偵になった気分で「この3人の関係は?」などと推測していくことをイメージすると楽しくなってくる。わからなくても選択肢の単語を拾えたら正解だと思うこと。とにかくTOEICでは、詰まらない、止まらない、気にしないのマインドで走りきること!

課題に関して

リスニングは、ただ繰り返し問題と答えを聞いていても、本当の意味での問題が聞けるようにはならない。課題にそって繰り返しやることが大切!

感想

3週間TOEIC対策の学習をして思ったことは、「TOEIC受ける人、すごすぎ」ということ。TOEICは問題数も多く、英語の能力とともに集中力、忍耐力、時間管理能力なども必要になってきます。1年前、私はTOEICの公式問題集を見て5秒で閉じましたが、ほんとそれくらい精神的に圧がかかる試験だと思っています。

そんな試験を、たった一人で勉強して、点数を積み上げていくのは、本当に大変そう。私だったら絶対に続かない。それがわかっていたからこれまで受けなかったわけですが。

今回、いろんなテクニックを教えてもらえたことで、「どこに集中してきいたらいいのか」ということがわかってきました。これはTOEICの試験の上でのみ役立つものではなく、実際の会話にも非常に役立ちます。もちろん実際の会話には、質問文も回答文もないから「問題を先読み」することはできないけれど、人の話を聞くときに「誰が」「なにをした」かに注目すればいいわけです。

これまでも無意識にはやっていたのでしょうが、無意識だからこそ疲れてくるとまったく聞こえなくなってきます。そんな時にどうしたらいいのか知っておくことで、途切れかけた集中力を取り戻すことができます。

また、会話自体の意味が格段に聞き取りやすくなります。実際、私も3週間前よりも聞きやすくなってきました。とはいえ、まだ単語がはっきり聞こえるようになってきたくらいで、TEDなどのスピーチでもわからないことはたくさんあります。徐々にならしていきます。











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