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King&Prince、Number_i、みんな正解で希望―あの頃からわたしたちは―

私は、
King&Princeとして永瀬廉さんとともにグループに残った
髙橋海人さんについて、あることがずっと気にかかっていた。

海人さんが昔から精神的に支えにしていた廉さんが、King&Princeに残る。
他のメンバーは脱退することになる。

※事務所の陰謀論については考えたくないので書かない。

それぞれの道を決めた順番はわからないが、
この時点で
どうして、
廉さんと、
ここに残る決断をしたのかな?

と考えたとき、
ときどき
私は不安になることがあった。


髙橋海人さんがここに残った理由が、
”廉さんがひとりになってしまうから”
というやさしさだったらどうしよう、と。


私はまだまだKing&Princeを知らない。
昨年の夏、
ichibanのパフォーマンスをMステで観るまで、
このグループについて詳細を知ろうとしなかった。

ハマったと思ったらグループから3人が脱退、となり、
そこから自分で調べたグループ、メンバーそれぞれの知識しかない。


髙橋海人が多才であることはわかっていた。

幼いころからダンスの大会に出まくっていた実力者。
漫画家の仕事もするなどアート分野にも長けている。
演技の評価も認められだしていた。
最近では作詞作曲もするようになっている。

弟キャラでグループ最年少。
メンバーみんなにかわいがられ、
平野紫耀を兄貴分として慕いつつ、
永瀬廉は夜中に泣きながら電話するなど精神的なよりどころだった。
(Jr.時代にMr.Kingとして活動していた3人)


その廉がひとりになることを避けたかったのだとしたら、
あまりにもいたたまれない。

実際、あれだけのダンススキルを持ちながら世界に向けて飛び出す兄貴たちについていかないことで、

「本当は辞めたいんだよね」
「お兄ちゃんと一緒にいたいよね」とか

「廉と一緒だと海人が踊らなくなるのでは」

という声も出ていたのを知っている。

廉さんはダンスに対して自信をもてるほうではない。
でも海人さん、というかメンバーはみんな、
廉さんが努力していることを認めてきた。

それを信じてあげられないファンが出てきたのも、
この衝撃の発表でみんな精神的に参っていたからだろう。

2人体制になってから歌番組であの『ichiban』を披露したとき、
全力でやりきった廉さんに腕を掴まれ、
その様子をみた海人さんは満面の笑みで、腕を高らかに掲げた。

エゴサ魔でもある彼は、
”廉と一緒だと海人は踊れない”
という声も当然目にしているはずだ。
自分自身もそうだし、
何より相方がそうみられていることが悔しかっただろう。
そういう、仲間想いの子だ。

髙橋海人は個人Instagramも開設し、
アートや写真、ダンス動画など
彼の世界観を表現する場所も作っている。


それでも、
彼がKing&Princeのメンバーとして、
アイドルとして生きることを選んだのは、
どうしてなのだろうか。


ずっとどこかにそういう思いがあったのだが、

この番組のおかげで、私は確信が持てた。
安心した。

『あの頃から私たちは』

という
若手クリエイターが作る番組。
(クリエイタードラゴンという企画だそうだ)


”同窓会”がテーマになっていて、
今回は髙橋海人を含む、
湘南でかつてダンスを一緒に踊っていた仲間たち4人が集まった。

出演者
髙橋海人(King & Prince)
SOTA(BE:FIRST)
KAITA(ダンサー)
Miyu(ダンサー)

ダンサー、振付師、アーティスト、アイドルなど
様々な肩書を持っている現在の仲間たちが語った、今後の目標。

アイドル・髙橋海人の言葉はこれだった。

芸能界にある壁みたいなものを、ダンスっていう力を使って壊していけたらなと思うよね。やっぱ日本の音楽とかも、絶対に負けない強さあると思うし、世界にアジャストしてくってのもあると思うけど、やっぱ自分たちで底上げだよね。この番組に4人が集まってでれたっていうのはすごい大きな一歩だと思う。

『あの頃からわたしたちは』より、髙橋海人の発言


ああ。


彼は、自分自身で
”この場所から世界を変えていく”という道を
選んだのだなと、、、、、、

なんだか、安心できた。
(という言葉が適切かはわからない)

髙橋海人が自分で、決めたことだった。

(そりゃそうか、、、、、、)


「兄貴たちといたいよねー」というファンの言葉に対して
いつまでも海人を弟や赤ちゃん扱いするのはどうなのか?
と疑問をもつことは多かった。

でも、そう思う一方で不安があった私。

廉と一緒にいる理由、
King&Princeというアイドルを選んだ理由が
自分のやりたいことを考えたもので
本当によかったなと思った。


やさしすぎる海人が
”ずっと精神的に頼りにしていた廉をひとりにしたくない”
という理由だったらどうしよう、
というこの不安を、
SNSで話したら事務所アンチが寄ってくる可能性があるし、
誰にも伝わってほしくなくて、
これまで発言しないようにしていた。

こんな心配、
海人さんからしたら迷惑だったろうな
ごめんね、、、、、、

私こそ、海人さんを赤ちゃん扱いしていたかもしれない。


私より歴の長いファンの方が言うには、
彼は前から
”ダンスでエンタメ界を変えていきたい”
という趣旨の発言はしていた様子。
特に今回は、
”世界にアジャストするやり方もあるけど”
”日本の音楽の力を信じている”
というような話をしていた。

King&Princeが、6人でのデビュー時にかつての恩師と交わした
「世界で活躍できるグループに」
という目標。
それはもちろん目指していただろうけれど、
個々にやりたいことはまた別にあってもいいし、
目標は変わってもいい。

惰性で仕事を続けず、
個々の意志、人生を尊重し合って、
混乱が生じることも全てを承知の上で、
グループをわかれたのであれば、
こんな仲間想いなグループはない。



自分が世界を目指せる場所を求め、今いる場所を飛び出すこと。

今いる場所で、自分の武器を使って世界を変えようとすること。

今、目の前にあるひとつひとつのものと丁寧に向き合うこと。


どんな考えも、ひとつも間違っていない。
自分の思ったことが、正しいのだから。


どの道を選ぶのが楽とか、
その道は裏切りだとか、
利益しか考えていないとか、
いろいろいうひとはいるけれど、
ひとの人生に文句をつける権利は誰にもない。

一回きりの人生でしょう

『Life goes on』King&Prince/詞:木村友威


アプローチが違ったって、
きっとこれが未来につながると信じて進んだら、
やがてそれぞれ道が交わることがあるかもしれない。

”交わる”

それは
また一緒になって動き出すことなのか?
はたまた
今のお互いの姿をたたえ合い、鼓舞しあうことなのか?
それぞれの居場所で人生たのしもうと笑いあうことなのか?
それぞれの役割で世界を変えていこうと誓い合うことなのか?

それは誰にもわからない。

でも

未来はきっと明るい。


私はそう思う。


来年にはNumber_iが本格始動すると思う。
きっと、音楽的なものもリリースがあるだろう。

Number_iの活動がいよいよ目に見えてくれば、
King&Prince、Number_i
お互いについてファンが文句を言いあう暇もなくなるだろう。
そして、
Number_iの活動の方向性が見えてくれば、
5人がわかれて活動していることについても
”ああ、そういうことだったのか”
と、わかることも出てくるかもしれない。

メンバーは、お互いをきっと思い合っている。

ファンが無駄なもめ事をしている暇はない、
というか、あれこれ言う権利もない。

彼らには、彼らの人生がある。

私たちが、彼らを信じてあげないでどうするんだ。


今もまだ、
5人がよかったな、と思っているひとはいる。
たくさんいる。
King&Princeを、Number_iを応援していても。

私も正直、ふと寂しくなることがある。

ただ
彼らは前を向いている。
進むしかない。

前向きに見えても、
もしかしたらただただ
必死に振り向かないようにしているだけで、
エンジンを切ってしまったら何か
いわれもない寂しさや不安に押しつぶされそうなこともあるかもしれない。

彼らも人間だ。

そんなとき、ファンに過剰に心配されたら彼らはもう、
踏ん張る力をなくしてしまうかもしれない。

だから、
”進める言葉”
を届けたいよね、と思う。

ファン同士の喧嘩でもなく、
かわいそう、と悲観することでもなく、
ただただ、
すきだということ、応援していることを伝えることが、
シンプルだけれど何より力になるような気がする。


私は、そう思った。


今言いたいことを総合したら、こうなった。

現在、全ては追いきれないので
私の応援はKing&Princeが中心になっているけれど、
Number_iはきっと、爆発的なものを巻き起こすと思っている。

たのしみだ。

そして、King&Princeの今後も。
個々の飛躍も。


みんな、きらきらしている。

私も、自分のペースでしか進めないけれど、
次の目標に向かうかな、、、、、、

社会に出たい、自立したいけど、
今はまだまだととのわないから、
とりあえず、

先月受かったWordの検定の、1級を受けてみよう。
来年。


こうやって、
何かをしようと思える力をくれる、
5人がだいすきだ。

最初に脱退した岩橋玄樹くんも、
自分のペースでアーティスト活動をしたり、
最近では金属アレルギー対応のアクセサリーをプロデュースしたことを知っている。

やさしくて、がんばりやさんのみんなが、
明るい未来を生きられますように。

エンタメ界の様々な障壁が、やさしさで溶けていきますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。