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BT7 判定日

なかなか、noteを書けずにいました。

胚盤胞移植後、BT7にあたる日。

運命の判定日でした。

1回目判定日と同じように、注射を2回されてしまい…

怯えながら待つこと1時間ほど。

診察室に入ると、私の好きな優しい先生。



「はい~〇〇さんね。反応出てます。

hcgの値が、75なので、問題ありませんよ~。

おめでとうございます。よかったね。よかった。」


思わず「ひぇっ?!」という言葉が出ていたと思います。


1回目も、2回目も、かすりもしないhcg0.0でした。(=着床せず)

3回目の判定日で、やっと、陽性判定を頂くことができました。


病院を出たあと、今までのことを思い出し、自然と涙が零れました。

家に帰って、はじめて見た二本線。感動と驚きでいっぱいでした。



まだこれからもクリニックには通いますが、

不妊治療を始めて、2年近くクリニックにはお世話になりました。


仕事上でのストレスとハードさが体に大きな負担をかけ、不妊治療で精神が削られ、他人を妬んだり。どうしてこんな風に考えてしまうのかと、自分の事が嫌いになって。

体外受精をするかどうか、夫婦で散々相談し、悩んで悩んで決め。

休職をし、いざ、体外受精へ進むもうまくいかなくて。

コロナの影響で、不妊治療をすることが推奨されていない中での移植。

体外受精への同意書を病院へ行く度に提出。

延期も考えました。


そのような中で、私たちのもとに、小さな命が宿ってくれました。


私にとって、この3回の移植はどれも意味があると思っていて

1回目の移植だけでは、(自分の性格上)大変さを感じられなかっただろうし

2回目の移植では、落ちるところまで落ちて、

そこから立て直して、

3回目を迎える前に、体質改善・生活習慣や食事を見直したこと、心の持ち様を変えたことが自分の中で、とても大きかったと思います。


不妊治療は、想像していたより、とても辛いものでした。

上記のように書きましたが、何かを頑張ったとして、報われるものではないと正直思います。

よく、”出口の見えない真っ暗なトンネルをただひらすら走っているみたい” と表現されますが、まさにその通りで

私が一番抱えていた辛さは、周りはどんどん生活の変化を生み出していっているのに、私だけ時間が止まったような感覚がずっとあったことです。

子供が欲しい人たちにとって、この感情はとても辛いものです。

何を目標にすればいいのかわからない、どうして働いているのか、何のために生きているのか、そんなことも考えた時期がありました。


また、義両親や、母にも申し訳ないという気持ちがずっとありました。

私は一人っ子で、夫は三人姉弟ですが義両親には孫が一人も居ません。

夫は子供が居なくても、十分幸せだと言ってくれましたが


私自身はそうとは思えなくて。と言うより、それだけではなくて。


2人で居るととても楽しいし、私自身も幸せなのは事実です。


だけど幸せであるのと同時に、後ろめたさをずっと抱えていて。

その申し訳なさから、自分にどんどんプレッシャーを与えて、自分を苦しめていたのだと思います。

だから、私自身がその気持ちから解放されたことが今一番、嬉しいです。


とは言っても、まだ胎嚢確認や、心拍確認など待ち受けています。

でも、きっと大丈夫と信じています。


不妊治療は、まだまだ世間に浸透されていないと感じることが多々あります。

私自身が自分の体のことを知るチャンスがもっと早ければ、という想いもあります。

不妊治療にかかった費用は、タイミング法からも含めると150万円は超えていると思います。正直計算はしたくありません…でも、安い方かな、と思います。もっとかかっている人はたくさんいます。

通っているクリニックでは、採卵~1回目の移植を行うまでに68万円かかりました。1回移植をするだけで11万円です。胎嚢と心拍が確認されると、成功報酬として10万円また支払います。給付金の使い道です。

保険適用でない事も相まって、このようなクリニックの自由裁量がなされています。


不妊治療が、消極的ではなく積極的な選択肢の一つとなるよう、豊かな教育と一刻でも早い保険適用を望みます。そして、働く女性が安心して不妊治療ができるよう、会社には福利厚生の充実を期待したいと思います。

また、医療機関には正しい情報開示を求めます。

そのことによって、多くの夫婦がよりよい選択をし、幸せになることを望みます。


そして、多様な価値観を、受け入れる社会になりますように。

不要な個人のものさしで、傷付く人が増えませんように。

心から、そう願っています。

お子さんを待ち望む、全ての方に幸せが訪れますように。







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