かにざ

30歳既婚。元教員。気づいたら結婚して6年目。2017年PCOSと診断され、散々悩んで…

かにざ

30歳既婚。元教員。気づいたら結婚して6年目。2017年PCOSと診断され、散々悩んで会社を休職。不妊治療のことや社会のこと、教育に関して、ドラマレビューなど雑記をnoteに綴ります。

最近の記事

マイノリティになって変わった、24時間テレビの見方

毎年、なんだかんだ見ている24時間テレビ。 嵐がメインパーソナリティーになることもあったので、長時間見たこともある。 24時間テレビに対しては、世の意見は分かれることで有名だし、私自身も全てを肯定したいという訳ではなく。 今年も、このコロナ禍でテーマが「動く」なのは驚いたし、動くなとも思ったし(笑)、花火中継では何故か途中で乃木坂が出てくるし、モヤモヤしたのも事実。 だけどこの一年、体外受精を検討し、決断・実行し、色んなことを手放して、完全に社会的に「マイノリティだ」

    • BT7 判定日

      なかなか、noteを書けずにいました。 胚盤胞移植後、BT7にあたる日。 運命の判定日でした。 1回目判定日と同じように、注射を2回されてしまい… 怯えながら待つこと1時間ほど。 診察室に入ると、私の好きな優しい先生。 「はい~〇〇さんね。反応出てます。 hcgの値が、75なので、問題ありませんよ~。 おめでとうございます。よかったね。よかった。」 思わず「ひぇっ?!」という言葉が出ていたと思います。 1回目も、2回目も、かすりもしないhcg0.0でした。

      • 移植3回目を前に

        本日、移植3回目です。 ここまで色々ありました。 1回目の時、まぁこんなもんだろうと頷き 2回目の時、ひどく落胆し 何か原因があるのか調べて貰おうかと悩み、治療を続けるか迷ってしまった時もありました。 でも、まだ5つも卵がある! 先生が言ってくれていたことを信じよう。 そう思い直すことができました。 こう思えたのは色々な人の関わりがあってこそです。 私は今まで、色んなことを言い訳に、人から言われた事を素直に受け止めない癖がありました。 "私は私。みんな妊娠

        • 東京ラブストーリー2020を考察する

          「東京ラブストーリー2020」 Amazonプライムで配信されていたので、毎週楽しみに観ていました。 最終回まで観終えたので、考察という名のレビューを書きたいと思います。 ※以下、最終回までのネタバレ含みます。 まず配役。これがすごく良かった気がする。 詳しくはこちら見てください。 声を大にしては言えないけれど、どちらかというと今流行りというよりはこれからブレイクするであろう若手。(これが株だったら即買うね。それぐらい良かった。)そして令和版なのに、皆どことなく昭

        マイノリティになって変わった、24時間テレビの見方

          不妊治療を通じて知った多様な「痛み」と乗り越えかた

          驚くかもしれませんが、不妊治療を始めて、良かったと思う事が多々あります。 世間に対する不妊治療のイメージはどんなものでしょうか。 おそらく大抵の人は、あまり知らないことが多いのではと思います。 治療する前に、まず痛みが伴う検査が必要であること。 いつ受診日になるのかが見えず、先の約束が立てられなかったり、治療と仕事のバランスが取り辛い事。配慮のある会社・上司ばかりではない事。 そしてそれによってキャリアを手放している人もいる事。 体外受精に進んでも必ずしも授かるこ

          不妊治療を通じて知った多様な「痛み」と乗り越えかた

          その時の自分の選択がすべて

          誰しもが、「あの時こうしていれば良かった…」と感じることが人生の中で一度や二度、あるかもしれません。 私には、あの時こうしていれば良かった、、というよりも、人生の転機だったと思う事があって。 1つ目は、中学受験の時 塾の先生から「この作品は次の入試で出るかもしれないから読んでもいいかもね」と言われていた本を、たまたまどこかの学校の文化祭へ行った際にバザーで見つける。 ↓ 母に「この本この前、つぎの入試で出るかもしれないって言われていたやつだ!」と伝え、買ってもらう。

          その時の自分の選択がすべて

          目の前にいるのは、同じ「心」を持つもの

          一人の若者が、自ら命を絶ちました。 本当に悲しくて、訃報を知った日はぐったりしていました。 生きてなきゃ、何もできない。 でも、強く生きなくていいんだ。別に、何もできなくたっていい。 その選択だけは、誰にもして欲しくなかった。 そんなことをずっと考えていました。 私は以下の記事で、似たようなことを書いていますがちょっと視点が違うので改めて。 誰もが言論の自由を与えられているけれど 言論の自由を手にする前にもっと大切なことがあります。 それが「道徳」を守ること

          目の前にいるのは、同じ「心」を持つもの

          不妊治療⑩移植2回目

          前回の続きです。 移植の1回目は苦しくも、失敗に終わりました。 かすりもしない、「Hcg0.0」 移植2回目の事を書きたいと思います。 4月2日に移植1回目。そのあとすぐにリセット。 5月6日には移植2回目をしていました。 病院としては「はい次!」という感じで、サクサクと進んでいった印象があります。 私が通っている病院では、採卵と移植の人は別の階で待ちます。 前回の移植の時は、同じ待合室に人が結構居たのですが コロナの影響で延期する人が多いからなのか、たまた

          不妊治療⑩移植2回目

          どうやって「夫婦」になるか

          夫婦は長年一緒にいると、似てくるという。 一緒に過ごす期間が長ければ長いほど、どんどんお互いに影響されて性格や顔つきが近づいていくというのは、心理学的にも認められているらしい。 私も夫とは10年以上の付き合いになるが、顔が似てきた気がする。 しかし性格や考え方はどうだろうか。 夫と私は、似ているようで真反対のところがあるような気がする。 ある面ではのんびりマイペース、ある面ではせっかち、そういった性格そのものは似ているが、考えのベースになっているところが圧倒的に違う

          どうやって「夫婦」になるか

          Stay At Home

          神奈川県民の私に今朝届いた緊急速報 音が緊急地震速報と同じアレでびっくりした あの音は心臓に悪い… 「GWはがまんウイークです」と書いてある。 うまいこと言っているつもりなのかもしれないが、この「がまん」という言葉に違和感を覚えて仕方がない。 この前、はやく起きた朝は…で磯野貴理子さんが紹介していた言葉が忘れられない。(石倉三郎さんの著書にあった言葉らしい。) 『辛抱』と『我慢』は違う ・人間は『我』が強いから我慢はとてもしにくい ・我慢しろって言われる

          Stay At Home

          「カルテット」から学ぶ夫婦関係

          TBSのドラマ「カルテット」で、松たか子とクドカンが夫婦役をしていた。 夫婦の映画の趣味が合わない。夫が妻に映画を解説している。 そして、検査の結果、子どもが授からないと分かる。 それでも、お互い恋人のようにいつまでも続くと思っていた・・・ なんだか自分に重なるところがあると思って、引き込まれて観た。 この作品で描かれているのは、お互いに遠慮をして、関係がうまくいかなくなる夫婦である。 夫に何も聞かず唐揚げにレモンをかけて食卓に出していた妻。 ある時、居酒屋で夫

          「カルテット」から学ぶ夫婦関係

          命を預かる仕事の範疇はどこまでか

          前回、こちらの記事にサポートして頂いた方がいました。 初のサポートを頂き、びっくりでした。ありがとうございました。 この場を借りて、御礼申し上げます。 しかし今日は、ちょっとした「正論」を語ってしまうかもしれませんことを、初めにお詫び申し上げます。 私はTwitterでよく不妊治療のことをぼそぼそっと呟いているのですが フォローしている人経由で、その人がいいねした記事を目にすることが多々あります。 その中で、驚いたツイートを発見しました。(引用は控えます) 現在

          命を預かる仕事の範疇はどこまでか

          不妊治療⑨体外受精1回目終了

          第1回目の体外受精が終了したので、ブログを書きたいと思います。 前回の記事です↓ 前回、はあちゅうの二の舞になるべからず(不妊治療している人なら分かるハズ)との想いで判定日前に急いで記事を書いたのですが、その想いも虚しく、判定日の結果は「陰性」でした。 前日までは、お腹に居てくれそうな気がしていたのですが 朝起きた途端に、「あ、ダメだな。」と思い(特に何か症状があった訳ではない) なんとかゆっくり朝食を作ってみたり、家事をこなしてみたり、心を落ち着けるべく動いてみた

          不妊治療⑨体外受精1回目終了

          男と女が喧嘩をするとき

          今日は夫と久々に喧嘩をした。 朝から体温が低い。そしてイライラしてしまう。 生理特有の症状…。 女というのは酷く面倒くさい生き物で、1か月のうち、穏やかな気持ちを保っていられる日はたった数日らしい。 だったら妊娠こそすれよ、とも思うがそうもいかない自分の体にまた嫌気が差す。 こう書くと後述する内容に説得力がなくなるので、ここまでにしておこう。。 夫と喧嘩した理由 夫はゲームをしていた。毎日の事である。 これが友達とオンラインをしているか何かで、イヤホンをして喋

          男と女が喧嘩をするとき

          不妊治療⑧採卵と凍結結果、移植へ

          前回の続きです。 採卵した日は、その日に採卵の結果を知らせてくれます。 採卵後、リカバリールームで40分休んだのち、夫とやっと合流。 内診後、診察です。 診察は、ついさっきまで手術着で採卵してくれた先生が担当してくれました。 取れた卵は、10個。そのうち7個が、培養に使えそうな卵。 さらに精子の運動率や数も教えてくれます。問題ないとのこと。 多くの人は、その周期の移植をしますが、私は採卵前にたくさん注射をしたおかげで、OHSSのリスクが高いので、次の周期に移植と

          不妊治療⑧採卵と凍結結果、移植へ

          不妊治療⑦採卵

          前回から日が経ってしまいましたが、続きです。 2月25日に、採卵をしました。 卵の数はたくさん取れそうだけれど、果たして注射の効果は得られ、成熟卵が取れるのか、そして痛みが、とにかく心配。。 採卵は朝一番に行いました。8:10にクリニックへ。 夫も休みを取って付き添い(採精)です。 夫が先に診察券を入れ、8番。 私の受付番号が9番。(苦しむの9?!痛いの?!) 多くの不妊治療クリニックが、この番号制を採用していると思います。通っているクリニックではさらに、診察券

          不妊治療⑦採卵