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第5話『怪盗vs新人警官』
参上! 怪盗イタッチ
第5話
『怪盗vs新人警官』
皆、危険だと言って同じ仕事をさせてくれなかった。お前は親の力でここにいる、お前は優遇されている。そう言われ続けて来た。
そして誰にも頼られず、信頼されなかった。
でも──
「……異常無しっす!」
コン刑事はお宝の展示されている部屋の壁に寄っ掛かり、無線でフクロウ警部に連絡を取る。
「なら、そのまま待機だ」
「了解っす!」
第4話『新人警官コン』
参上! 怪盗イタッチ
第4話
『新人警官コン』
「チッス。今日はよろしくッス、おっさん」
フクロウ警部の向かいに立ち、頭を掻きながら適当な挨拶をする若者。まだシワもついていない制服に身を包み、腕には高価な腕時計をつけている。
つり目に黄色い毛皮の女性のキツネ警官。彼女の姿にやれやれとフクロウは首を振った。
「君が若くして優秀なのは知ってるが、もうちょっと態度はどうにかならないのか?」
第3話『勝負!! ミラネス公爵』
参上! 怪盗イタッチ
第3話
『勝負!! ミラネス公爵』
イタッチとダッチは並走して、船内の廊下を走る。すでに夜中の2時を過ぎているというのに、パーティが続いているところもあり、会場から音楽と人の話し声が聞こえてくる。
二人は人と出会わないように、人がいるところを避けながら進んでいく。そうして辿り着いたのは船の最深部にある金庫室。
40メートルの正方形巨大な金庫であり、ロケットが直撃し
第1話『怪盗イタッチ』
参上! 怪盗イタッチ
第1話
『怪盗イタッチ』
サイレンの音が鳴る。月明かりがビルから差し、美術館の屋根を照らす。そんな屋根の上に赤いマントが靡いた。
「いたぞ! 怪盗イタッチだ!!」
警官の声と共に照明が一斉に屋根を照らした。そこには赤いマントを羽織り、二足歩行するイタチの姿。
イタチはニヤリと微笑み、美術館を囲う野次馬と警官に告げた。
「予告通り、ライトニングサファイアを頂きに
第323話 【BLACK EDGE 其の323 黒い壁】
BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第323話
【BLACK EDGE 其の323 黒い壁】
フレッタの電撃をブラッドは龍の力を使い、壁を作ると電気を地面に逃して防いだ。
電気を防ぎ終えると、壁はすぐにオーラに戻ってしまう。
…………まだ長い時間の制御はできないか……。だけだ、少しずつ感覚は分かってきた。
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