マガジンのカバー画像

栄養療法、緩和医療に関わること

27
専門としている、栄養療法や緩和医療に関わる記事をまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

初・さいたま

ご無沙汰しております。現在、さいたま市大宮のコワーキングスペース24さんでWebinarを受けるために朝からきています。 しかし本題は、「第9回日本がんサポーティブケア学会」に参加するためでした。 この学会は、まだできたばかりの学会なので、参加登録者が1,000名超えたぐらいです。でも、なかなか重要な内容をディスカッションしているので、今後徐々に認知されてくるのかしら?と思って参加を続けています。 今回はがん治療中の患者さんの味覚異常の症例発表をしたのですが…なかなか対

怒涛の2月

1ヵ月ぶりのご無沙汰です。1月は例のことで日本中が大変な悲しみに包まれましたね。 それでも皆、新しい年を走り出しています。特に僕は年明けからいろいろ移動も多かったのです。 1.日本VADコンソーシアム研究会(東京フォーラム) VAD: Vascular Access Deviceの略です。それについての研究会が現地集合で4年ぶり?にありました。この間、取り巻く環境も大変変わりました。中心静脈に末梢からカテーテルを入れる PICC: peripheral-inserted

6月、学会参加記~ 日本がんサポーティブケア学会(奈良)、日本緩和医療学会(神戸)

この6月はマジでバタバタでした(笑) がん関連の学会2つに参加しているのですが、1週違い(笑) 外来も丸被り(苦笑)。調整も大変でしたが、なにより、どちらも長崎~伊丹空港からの移動だったということ。本当に、この路線、ほぼ20年ぶりに乗ったのでだいぶ感覚忘れてましたね。愛知に11年いた頃は、東京も大阪も神戸も新幹線だったり近鉄だったり・・・陸続きでしたから… というわけでまずは奈良いき。JALでエンブラエル。 会場の奈良県コンベンションセンター 今回は、日本がんサポー

NSTにおける問題点~ AIによる見解

Perplexity AIに、 【日本の管理栄養士育成制度と、栄養サポートチームの醸成について、問題点を2000語程度で述べよ。】と命じて文章を作成させてみた結果。 ------------------------------------------------------------- 「管理栄養士は、医師や看護師と共に患者さんの治療に貢献する重要な役割を担っています。ここでは、日本の管理栄養士育成制度と、栄養サポートチームの醸成について、問題点を2000語程度で述べます

日本臨床栄養代謝学会2023 神戸

去る5月9・10日に神戸国際会議場・展示場、神戸ポートピアホテルで開催された、『第38回日本臨床栄養代謝学会学術集会』に行ってきました。 会員は20,000名を超える学会です。昨年から徐々に対面式に変更して、今回もまぁまぁお見えになっておられました。ただ、通常は金・土曜日にからめる当学会ですが、今回は火・水曜日開催だったので、少し参加しにくいところもあったかも知れませんね。 神戸大学の小谷穣治教授が大会長。で、神戸開催。最近、開催地と大会長の都道府県が一致しないこと

「AI食」だって

先日、iPhoneに入れてるあすけんアプリのメッセージに、 新たな時代を「食」と歩む勉強会~新生活で「食」を見直したいあなたに「完全自分食」のご提案~ というウェビナーの案内があり、面白そーとおもって応募してみた 株式会社ウェルナスというところが主宰。聴くと、ナスを使ったサプリを開発…ウェルナス…植えるナス??え、そういうこと!? などと思っていたが、本題は「AI食」=完全自分食ということ。なんでも、そのナスのサプリが高血圧を抑制する効果があると。(社長本人が自身の

台所探検家:岡根谷実里さん

突然ですが、昨日BSプレミアムを夜につけていたら、この方の番組でヨルダンの台所事情を伝えておられた。 最初、「へ、子供?ホームステイ?」みたいに見えた(大変失礼いたしました by娘) ベドウィン族だったり、シリア難民だったり、ヨルダンといってもいろんな人たちがいるわけで、彼らの台所にお邪魔して料理を一緒に作って食べて、その中から見えてくるものがある、という番組。どんな人なのだろう?とおもって探したら、上記のnoteに行き当たる。へー、クックパッドにおられた・・・え!?東大大

がんと老化~AMEDがんシンポジウム

本日はWebで一般向けのシンポジウムがありました。 各、老化研究・発がん研究の第一人者の方から、一般の方にも分かりやすいお話がいろいろとありました。 一言でまとめると、 ・老化により、発がんしやすくなる ・がん細胞だけでなく、老化した正常な細胞がなんか出して、それががんを助ける ・老化の元はいろいろなストレス:  喫煙、肥満、感染、飲酒など といったところが面白く聞かせていただきました。 老化予防≒がん予防につながる可能性があるわけですね。 ちなみに老化≠加齢 つまり 

おーいたで講演

して来ました。第35回大分NST研究会。 大分、別府は晴れてました。 とても良い人たちが呼んでくださり、私の拙いお話を聴いてくださいました。その数150名‼️😳びっくり。対面です。 そして、そのうちの2名の先生が、来てくれて「やる気が出た」「頑張ろうと思った」と、言ってくださった。 ありがとう。伝える立場になって来て、本当に自分の話は役に立つのだろうか、特にこの数年WEB開催だったこともあって、とても心配でした(あまり反応が見えないから)こういう言葉が、また自信をくれま

年初に想うこと(有料記事)

さて、改めてあけましておめでとうございます。2022年は、年初めからウ・ロの問題があったりして、終始落ち着かない感じでした。個人的には、現在のところに異動してきて2年目を迎え、いろいろ見えてきた中で自分なりの動きが出来たなあと思っています。2023年は、世界情勢もですが、日本自体の問題も山積みですし、こと医療の部分についていうと、がん患者さんの受診控えや検診控え、予定手術や入院の遅延などの問題がありますね。おかみも調べることにしたらしい。 がん診療のコロ〇影響を調査 受診

有料
333

緩和ケア医を育てるには~年末に想う

2022年も、あと6時間ちょっとで終わります。さて、年末にマガジン用に少し固い話題を…(^^; 2年に1度、医師は医師法に基づいて、現況報告というか、「今どこでなにやってるの?」ということを、厚労省に提出しないといけません。それが医療統計にもなっているし、どこを重点的に充実させる必要があるか、などの医療政策の資料にするためだとも思うのですが… ここで認定医、専門医、指導医、という言葉があります。 認定医というのは、〇〇学会などの学術団体が、その分野の医師を名乗っていいだけ

発信するの?なして?

だいぶ間が空きました。その間もいろいろとイベントごとはあり・・・ 緩和ケアチームのお食事会をしたりして…フィレンツェ料理という珍しいビストロ、Da Noboさんに伺って、美味しくいただきながらチームの交流を深めました。 んまかたー 翌日には、在宅医療感謝祭ということで、在宅医名物三人衆の講演を聴きに行ったり。寸劇を観たり(笑) まだまだいろいろあります。小出しにしようかしら。 そう、この前にもつぶやきましたが、情報発信するには、ネタを仕込んでおかないと。 いや、まず

九州CART研究会~その他、断捨離もしたよ

こんばんは。先日の月食、観ましたか?綺麗でしたね。比較的全国で観測できたみたい。 さすがに天王星食までは無理でしたが… 地元のエッセイストの方が「タイムラインがイクラだらけ」とつぶやいておられた…そのセンスに脱帽… 今日は、大好きな、地元出身の元アイドル、森保まどかさん、彼女が地元の銀行のン周年の音楽祭でピアノを披露された・・・はず(笑) 僕は抽選で外れました。 彼女の写真集を、応援を込めて2冊買っていましたが、本日断捨離。良いんです。記憶は頭のなかに…(❤

シネマレビュー: 愛するひとに伝える言葉

今回は、私のホームでもある、緩和ケアもかかわる映画をご紹介、というか勧められて観にいってきました。 あらすじとしては、不治のがんを告知された主人公が、過干渉の母、20年ほど前に生き別れた息子、恋慕の情をを寄せる生徒、想いを抱く医療者など、さまざまな人間関係の中で、自分の人生の整理をしていく、という内容。ざっくりと言えば、終活に関する映画。 でもそんな言葉で言い表せるようなものではありません。ヒト一人がこの世を去るのには、もちろんその人の人生分の重さがあります。そして、