週刊少年松山洋_タイトル_修正

やれる人はいいですね

私の周りにはたくさんの“働く人”がいます。

それはもちろん同業のゲームクリエイターだったり漫画家・アニメーター・出版社・テレビ局・制作会社・WEBデザイナー・脚本家・配給会社・イラストレーター・キャラクターデザイナー・声優・役者・芸人・ミュージシャン・プロデューサー・造形師、と、まあ様々です。

皆さんその業界の一線で働き・もがき・活躍している人たちばかりです。

また同時に総じて“意識の高い人たち”です。

ただそんな“野望があって意識が高く強い人たち”ばかりで世の中が構成されているわけではないことを私は知っています。

“そこ”を目指して今現在も研鑽し努力し続けている人たちや、純粋にコンテンツ自体をただ単純に“楽しんで生きている人たち”がたくさんいますし、“それすらも関係ない”と思って生きている人たちもたくさんいます。

どれが良いとか悪いとかは一切ないですよね。

それぞれの生き方があるしそれでいいはずです。

ただ自分自身で気を付けていることのひとつに

“自分の身の回りの世界だけで固まらないようにする”

ということがあります。

同じ世界で同じ方向だけを見ている人たちで集まるとだいたい

“〇〇は上手くいかなかったけど得られるものはあったからそれを真摯に受け止めて次に繋げていこう”

とか

“要因分析のデータを出来ればみんなでシェアしよう”

とか

“大丈夫だよ勝てるまでやれば負けないから”

とか、とにかく皆さん不屈で意識が高いのです。

そうでないと生きていけない・生き残れないのかもしれません。

もちろんそういった人たちとも飲みに行ったり集まって意見交換したりもしますし、それはそれで心強く話すと勇気が湧いてきます。

けど、それは“自分にとって居心地が良くて都合が良くてぬるい湯につかって浸っている”ようなものです。

“そう、俺はこれでいい・間違ってない”

と再確認するには実に“良い場所”かもしれませんが、“それだけじゃあダメだ”とも思っています。

なんでも“一部で凝り固まると視野も広がらない”ってもんです。

なので私は定期的に自分自身を“アウェイに追い込む”ようにしています。

そうですね、私自身のアウェイがどういう場所かというと。

ナイトクラブで“ウエーイ!”とお酒を飲んで踊っているような人たちが多く集まるところだったり、野外フェスの会場だったり、夏に別荘に集まってみんなでバーベキューするような人たちが集まる所だったり、冬には必ず雪山に行ってスノーボードを楽しむためにみんなで車に荷物を積んで出発するような人たちがいるような場所ですね。

正直、誘われても行きませんし(行きたくない)あんまり行く価値も(自分自身にとっては)無いと思っていますのでなるべく近づかないようにもしてきたのですが、それだけでも駄目だなと思うようになりました。

“居心地の良い場所だけにいると人間強度が下がる”

と、そう考えて(かなり)無理してアウェイ会場に足を運ぶ時もあります。

というか無理矢理そういう時間を作るようにもしています。

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やれる人はいいですね

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