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「マネジメント」再考と実践

昨年から「人と組織のマネジメント」について多く学ぶようになりました。
元から興味のあった分野でしたが、新たな視点を持つことでこれまで見えなかったことが多く見えるようになりました。
今年に入って、本業や個人活動で実践に移す機会が増えてきたので、ちょっとダイジェストで振り返ってみようと思います。

■学んだこと

はじめは、ドラッカーのマネジメント論の再解釈から始まりました。
こんな勉強会を開いたりしていましたが、「マネジメント=管理」ではなく、もっと人を活かす術のようなものだということがおぼろげながら見えてきました。

その後、本業の方で、全国の「人を活かすことに長けた企業」を取材する機会がありました。(記事はこちら
優れた企業は、優れた制度や仕組みがありますが、それは結果であり、もっと重要な「文化」が存在します。
そして、その文化を創り出している「マネージャー」が存在します。それは、職位としてのマネージャーではなく、組織という目に見えないシステムを観察し、ボトルネックを取り除き、円滑に流れるようにする術を持った人々のことです。

こういった術は、自然再生の手法にその原理を見出すことができます。
砂防林の再生や、自然地形の作られ方から、システムと対峙する能力について学びを深めました。

人は、自然や心や組織を取り扱うための数多くのフレームワークを生み出してきました。
・地球システム論
・初期仏教における抜苦与楽の仕組み
・トヨタ生産方式
・OODAループ

その内実を学ぶことで、目の前に起こる事象との向き合い方、自分の介在の仕方や態度を徐々に身に着けていくことができるようになります。

■やっていきたいこと

上記のような学びを深め、今年から実践のフェーズに移っています。

今後注力していきたいと思っていることは以下の3点。

1.自組織のリーダー育成
2.小規模企業のマネジメント再生
3.中小企業×副業プラットフォームの構築

1.自組織のリーダー育成
自分がマネジメントしているチームは30人程度のメンバーがいるのですが、今後現場を離れて別の仕事が増えるので、マネジメントできる人を育て、業務を移管していく必要があります。
自律的に動く組織には、理念と、構成メンバー個人の自律がかかせません。現在、これをチームカウンセリングと個人カウンセリングによって実現させようとしています。(詳細は別途記事を書こうと思います)

2.小規模企業のマネジメント再生
小規模企業のマネジメント再生支援をしています。
コンサルティングではなく、社内に「マネジメントできる人」を育成し、行き詰った組織を再生させることを目的とした仕事です。
定期的に対話しながら、考察→実践を繰り返し、個人の組織を観る力、関わる力を向上させ、組織を「変える」のではなく「変わる」状態にします。
スタートアップの幹部や、家業の後継者の方向けに実施していきます。

3.中小企業×複業者のプラットフォームの構築
2で自分が行っているような、企業の中に入って支援をする人を今後増やしていきたいと考えています。
世の中には経営支援サービスはたくさんありますが、社員数が20名未満の小規模な企業がそれを活用する機会も予算もなく(熱意がないこともあり)、接点を持てないままになっています。
複業したい人に学ぶ場を提供し、かつ企業支援を実践する場を作っていきたいと思います。

以上、一年の学びと今後進めていきたいことをザッとまとめてみました。


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